コミック「アンバランス×2」第2巻(林達永/李秀顯)の感想です。
アンバランス×2 2 (ヴァルキリーコミックス) (ヴァルキリーコミックス) (コミック)
林達永 (著), 李秀顯 (著)
コミック
出版社: キルタイムコミュニケーション (2008/5/30)
ISBN-10: 4860325869
ISBN-13: 978-4860325862
発売日: 2008/5/30
商品の寸法: 18 x 12.8 x 2 cm
■データ(個人的補足)
「コミックヴァルキリー」の増刊号で日本デビューした「李秀顯」氏の漫画で、韓国での連載漫画(原作は林達永氏)の『日本版』です(日本語版、では無いところがポイント)。具体的には、台詞や書き文字を翻訳しただけではなく、舞台を日本に設定し直していて、地名や人物名は全て日本のものになっています。「リメイク」ではないにしても「超訳」とでも言いたくなる、ちょっと特殊な出自のコミックです。
■粗筋
『最悪の出会いと数々のハプニングを経て、エリナと健一の関係はますます険悪に。しかし、エリナが健一のある一面に気が付いたことによって、二人の関係は縮まっていくようにみえたのだが・・・?』
美人教師と映画好きの男子高校生の恋愛物です。第2巻では「酔っ払っていて、目が覚めたら、ベッドに二人で眠ってました」という衝撃(?)展開から始まって、あれやこれやと話が進みます。第9話〜第16話を収録しています。
■感想
絵は日本風のアニメ絵でカラーも含めて凄く綺麗なので、パッと見るだけならば凄く良いのですが、相変わらず話の展開が遅く、読み甲斐が余りありません。もっとみっちり詰め込んで、山なり谷なり甘い展開なり劇的な嵐なり、とにかく何かが欲しいのですが、今のところ「エリナと健一の間で、ちょっとトラブルが有ってちょっと仲良くなって」とその程度で・・・、もうちょっとメリハリが欲しいですね。
■評価
(5段階評価の)3点。