感想:映画「スーパーマン リターンズ」(2006年)


■あらすじ

 スーパーマンクラーク・ケントは、故郷クリプトン星の行方を探して宇宙を旅し、5年ぶりに地球に帰還する。しかし、その間にロイス・レインは別の男と結婚して息子まで生まれていた。また宿敵レックス・ルーサーは、スーパーマンの基地からクリプトン星の超技術のデータを盗み取り、新たな陰謀を企てていた。


■感想

 クリストファー・リーブ主演のシリーズ4本の続編扱いとなっており、あの心躍る名テーマ曲が引き続き使用されていますが、評価できるのはそこくらい。4作目(ニュークリアマンが出てくるあの映画)に匹敵する質の低い脚本にガッカリ。

 スーパーマンの活躍にイマイチ心が躍らないし、レックス・ルーサーの悪役ぶりもなんかピンぼけっぽい。ロイスの息子の色々も説明不足。最終決戦がなんだかしまらない決着を迎えてしまうし、結末も「だからどうした!」と言いたい様な曖昧さ。

 シリーズ1作目の、スーパーマン初登場シーンのあのゾクゾクするような感激、ルーサー一味の悪党ながらのコミカルさ、スーパーマンが最後にロイスのためにやってしまうあのムチャ、等、の見どころがこちらの映画には殆ど無し。

 うーんん、期待していたのになぁ。ガッカリです。