感想:特撮「仮面ライダーディケイド」第2話


 特撮「仮面ライダーディケイド」の感想です。

■公式サイト(テレビ朝日版)
http://www.tv-asahi.co.jp/decade/

第2話 クウガの世界


■あらすじ

 士たちは仮面ライダークウガの世界にやって来ていた。この世界ではクウガこと「小野寺ユウスケ」は「八代刑事」に協力して未確認生命体と戦っていた。士は何故かグロンギ語をマスターしており、グロンギ達が行おうとしていた「聖なるゲゲル」を妨害する。しかしクウガはディケイドの名前を知っており、”悪魔”と呼んで攻撃してくる。さらにそこに「カブト」の世界から二人のライダー、パンチホッパーとキックホッパーが現れた。

■感想

 早くも2000年代ライダーの悪いクセ、視聴者置いてきぼりの謎ばかりバラ撒き、が開始されました。士はこの世界で何をしたらいいのか解らない等視聴者と同じ立場だと思っていたのですが、その割にはグロンギ語を流暢に喋るなど、アレ?と思わせる展開です。その他に「電王」の謎の帽子男的キャラがディケイドを妨害するなど、早くも回収できそうにない伏線のオンパレードです。

 それを差っ引いても、事情が把握できていないくせに妙に上から目線で偉そうな士の態度が鼻持ちならないし、士の「誕生日を繋げるとミ・ナ・ゴ・ロ・シだ」とかいう駄法螺をあっさり信じる警察のバカっぷりも見ていてイライラです(クウガ本編はこんなマヌケなシナリオでは決してなかった)。

 ディケイドを見ているとこの手の「大甲子園」「スパロボ大戦」的オールスター物は漫画・アニメ・ゲーム等で無いと辛い(特撮では厳しい)と痛感させられます。この手の異種番組相互乗り入れ展開は、視聴者が慣れ親しんだまさにそのキャラが再登場するから嬉しいのであって、全く別人が「クウガの正体です」「クウガのサポート役です」とか出てきてもなんか白けてしまいますね。