感想:アニメ(OVA)「異世界の聖機師物語」第10話「家」

異世界の聖機師物語 10 [DVD]

 アニメ(OVA)「異世界の聖機師物語」の感想です。

■公式サイト
http://www.seikishi.com/

 CS放送・アニマックスPPVプレミアでの視聴です(DVD発売前の先行放送です)。

第10話 家


■あらすじ

 シュリフォン王国首都に、教会の物質転送機を経由してドールたちの聖機人が侵攻して来た。剣士たちの戦いで国民は無事脱出できたが、首都は壊滅してしまった。さらに、ババルン軍は教会本部・ハヴォニワ王国首都も襲撃しており、各国は自国が襲われる事を怖れ、もはや聖地奪還軍編制どころではなくなってしまった。

 ハヴォニワに向かうスワンに、教会から「レイア・セカンド」が派遣されてきた。ラシャラたちは教会が剣士の所有権を奪おうとしているのかと気が気ではなくなってしまう。

 スワンは、ハヴォニワ王国の首都で、コルディネ(山賊の女ボス)が指揮するハヴォニワの空中要塞「メテオフォール」に襲撃され危機に陥るが、ユキネの援軍で事なきを得た。ハヴォニワ政府は地下施設に退避して無事だった。フローラ女王はラシャラに対し、聖地奪還軍編制の前に剣士の所有権をはっきりさせるように迫った。剣士は考えた末、自分は誰にも属さず、スワンを領土とする一国家の元首になる事を宣言、全員に了承される。早速、”国民”として、キャイア・ラシャラ・アウラ・ワウたちが名乗りをあげ、さらにマリアやユキネもスワンに乗り込むことになった。


■感想

 今回はラシャラがヒロインフラグを立てた回、かな。いつもはこましゃくれたキャラですが、今回は涙を見せたりして見せ場を作りました。また、剣士が一国の王になるなど展開もいよいよ盛り上がってまいりましたね。

 超兵器「ガイアの盾」ですが、ぬぁんと「盾の前面がガバッと開いて口になり、聖機人を食いちぎる」という技も披露してくれました。超兵器つーか、「コブラ」に出てきた「火星人の最終兵器」並みのゲテモノぶりです。

 いやぁ、今回もダグマイアの小物っぶりが炸裂です。よくある「悪の組織の幹部で力攻めだけ得意で頭はカラッポ」キャラそのまんま。さらに「自分だけ大物気取り」なのが道化そのもので苦笑しきりです。そんなダグマイアを見て、特別待遇のドールはもう頭からバカ呼ばわりしていますが、ウンウンと頷いてしまうなぁ。

 レイア・セカンドさん登場。でもあまり出番なし。なお「レイア」とは「剣士のお母さんと同じ名前」です。まあ、そのあたりは「天地無用」通には解っていましたが、剣士本人の口から補強証拠が提出されました。

 コルディネ、生きていたのね。8話で剣士たちが聖地を脱出する際に殺されたとばかり思っていました。愛人のダグマイア同様全く役に立ちません。

 次回11話では剣士召喚の真相などが明らかになるそうで、年明けからいよいよ物語は大詰めの模様です。楽しみ楽しみ。