感想:アニメ(OVA)「異世界の聖機師物語」第11話「結界工房」

異世界の聖機師物語 (11) [DVD]

 アニメ(OVA)「異世界の聖機師物語」の感想です。

■公式サイト
http://www.seikishi.com/

 CS放送・アニマックスPPVプレミアでの視聴です(DVD発売前の先行放送です)。

第11話 結界工房


■あらすじ

◆前半

 ハヴォニワに剣士の知人セレスが乗った聖機人が逃げ込んできた。剣士は救出に向かうが、これは実はダグマイアたちの仕掛けた罠で、セレスは剣士の聖機人を捕まえて、亜法炉の暴走に巻き込んで殺そうとする。セレスは恋人をダグマイアに人質にされて剣士を殺すように命令されていた。事情を知った剣士は怒りで白い聖機人の半身を黒い怪物化させ、簡単に罠を突破するとさらにダグマイアたちの聖機人を蹴散らした。戦いの後、セレスは救出された恋人と共にスワンに乗り込むことになった。


◆後半

 スワンはキャイアの父たちのいる「結界工房」に到着した。キャイアの父はラシャラたちに先史文明やメザイアについて語った。

 かつて世界を統一した先史文明は、巨大ロボットを使った娯楽を楽しんでいた。やがてロボットは進化して「聖機神」となり、操縦者も人工的に作られるようになった。ダークエルフはこの頃、この世界にパイロットとなるために呼び込まれた。パイロットの記憶・能力は「コアクリスタル」という記憶装置に記録され、パイロットが死んでも別人に引き継げるようになった。やがて聖機神の暴走で文明は崩壊し、人間は最強の聖機神「ガイア」を破壊するため、三人の人造人間を作り、その一人がメザイアだった。メザイアがガイアを破壊に成功すると、メザイアは子供に戻されて地中に埋められ、大半の人々はどこかに去り、残った人々は復興のための組織を作り、やがてそれは教会となった。数千年後、人々は過去の歴史を忘れ去り、聖機人を掘り出し始めた。教会は暴走を防ぐため自分たちが聖機人を管理する事にした。やがて地中から埋められていたメザイアのカプセルが現われ、メザイアの父は彼女を娘として育てた。

 話の最中、ドール率いるババルン軍が結界工房に侵入、それに呼応してレイア・セカンド、またの名「ネイザイ・ワン」は工房からガイアの盾対策となる何かを盗んで逃亡した。剣士は新型レールガンでババルン軍を次々と撃破し、スワンは無事結界工房から脱出できた。一方ドールは”父”から何かを聞きだしていた。


■感想

 前半はテンション低めで見どころは聖機人の変身くらい。「主人公の乗った巨大ロボが暴走して敵を滅茶苦茶に破壊する」って、またもエヴァンゲリオンテイストです。最後は遠吠えしているし・・・、こりゃ参ったね。

 後半は一気に謎解きです。先史文明は、地図を見る限りどう見てもこの地球です(今から遥か未来の、でしょうけど)。やはり(視聴した事はないのですが)「フォトン」という作品のさらに遠い遠い未来の作品、という位置付けのようです。えーっと、それじゃ剣士は「異世界から召喚された」のではなくて「遥か過去から呼び出された」タイムトリッパーという事ですね。でもなんか「ドールと同じ人造人間三人の一人」みたいな流れだったんですけど・・・、どうなるのかしらね。

 最大の驚きはレイアの正体ですね。というかネイザイって人間だったんだ・・・、精霊みたいな存在かと思ってたよ。

 残りは2回です。