1/21(木)にNHK−BSの「アニメ映画劇場」で放送した映画。
■概要
士郎正宗のSFコミック「アップルシード」のフルCGアニメ化作品。2004年公開の映画「アップルシード」の続編です。監督は荒牧伸志。プロデューサーはジョン・ウー。
■あらすじ
西暦2138年。世界各地で暴走したサイボーグがひき起こしたテロ事件が頻発していた。都市「オリュンポス」の特殊部隊「ES.W.A.T」(エスワット)の隊員「デュナン・ナッツ」(声:小林愛)とパートナーのサイボーグ「ブリアレオス」(声:山寺宏一)も事件に巻き込まれることになる。しかもテロ事件はさらなる巨大な陰謀の幕開けに過ぎなかった・・・
■感想
冒頭でいきなり白い鳩が飛ぶのに苦笑しました。ウーと来れば白い鳩、というのは有名ですが、プロデュース作品でまでやると、ただのお笑いにしか思えません。
お話は良くも悪くも「有りがち」。『世界がピンチに陥って、主人公たちが少数精鋭で大活躍してラスボスを倒して、救世主となる』という、過去に一杯見て聞いて読んできたタイプです。しかしまあ、この手の話は「王道」とも言えるので、特に文句はありません。二時間映画でダレる事無くテキパキ進めていたので、結構楽しく視聴できました。
絵ですが・・・、背景の「いかにも作り物っぽい世界」は、ハリウッド系のSF映画なんかでさんざ体験しているのでもう違和感は有りませんが、やはり人の絵が・・・、体の動きが妙に固い人形的キャラなのに、顔はアニメ絵、しかも「サンダーバード」みたいにヒョコヒョコ動くならまだしも、やたらとハイスピードで飛び回るので、どうにもこうにも居心地が悪くて仕方なかったです。やはりフル3DCGで完璧アニメ絵をやろうとするとキツイですね(ガンダムMSイグルーみたいに、実写ぽい男くさいキャラばっかならまだ受け入れやすいのですが・・・)
ランドメイド(空飛ぶパワードスーツ)のアクションシーンなどはまずまずでは有りましたけどね。
総合的に判断して「特に酷くも無いけど、わざわざお勧めするほどのことも無い」というところでした。