感想:小説「時間超越」(宇宙英雄ローダン・シリーズ 373巻)


 小説「時間超越」(宇宙英雄ローダン・シリーズ 373巻)の感想です。

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■データ(公式)
http://www.amazon.co.jp/dp/4150117497/
時間超越 (ハヤカワ文庫 SF ロ 1-373 宇宙英雄ローダン・シリーズ 373) (文庫)
H・G・エーヴェルス (著), ウィリアム・フォルツ (著), 工藤 稜 (イラスト), 五十嵐 洋 (翻訳)
文庫: 272ページ
出版社: 早川書房 (2010/3/19)
ISBN-10: 4150117497
ISBN-13: 978-4150117498
発売日: 2010/3/19

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宇宙英雄ローダン・シリーズ[373]巻

 日本で発売されている小説では最長を誇るSF「宇宙英雄ローダン・シリーズ」の一冊です。

発売  = 2010/03/19
サイクル= 第12サイクル「アフィリー」

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◇745話 次元航法士の復讐(H・G・エーヴェルス)(訳者:五十嵐 洋)

 闇のスペシャリスト12人が発するエネルギーにより、ダッカル次元風船は崩壊を開始した。ローダンたちは惑星ケルノトから闇のスペシャリストを救出するため、ロルヴィク率いるコマンド部隊を送り込むが!?

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 ダッカル・ゾーン編の最終話。347巻以来の超久しぶりでダライモク・ロルヴィクとタッチャー・ア・ハイヌの凸凹コンビが登場して嬉しい限り(何故今までご無沙汰だったかは、エーヴェルス先生による取って付けたような理由をお読みください)。

 しっかし、ローダンたちはツグマーコン人(公会議)に対して殆ど何もしなかったのに、棚からボタ餅的に勝利を得てしまったというか・・・、似たような状況だったカピン・サイクル後半(グルエルフィン銀河遠征)では、もうちょっと敵に対して色々やりましたよ。何かイマイチ割り切れないモノが・・・


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◆746話 時間超越(ウィリアム・フォルツ)(訳者:五十嵐 洋)

 《ソル》は次元トンネルを抜け、ヒュプトン銀河へと脱出した。しかし《ソル》艦内では闇のスペシャリストたちが異様な行動を開始していた!!

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 フォルツ節というかそういうのが炸裂するお話。アラスカ、人形使いカリブソ、惑星デログヴァニエン、等々のキーワードが乱舞し、独特の雰囲気を漂わせます。ダッカル・ゾーン編が終わり、750話以降に繋がる展開が始まったと強く感じさせられます。このあたりからフォルツ先生が独自の立場を確立し始めたのでしょうか。


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★表紙絵

 746話で主役をはるアラスカがメインです。あと右手に出ているのはロボット・ロミオとジュリエットのようです。確かにこんなデザインのロボが艦内をうろうろしていたら乗員も和みましょうね。

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★おまけ

 あらすじネタバレ版はこちらへ。

ペリー・ローダンへの道
http://homepage2.nifty.com/archduke/PRSindex.htm

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