感想:アニメ「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」第12話(最終回)「蒼穹ニ響ケ」


 アニメ「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」の感想です。

ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 公式サイト
http://www.sorawoto.com/

 CS放送・AT−Xでの視聴です。

第12話(最終回) 蒼穹ニ響ケ


■あらすじ

 ノーマンズランドには、ローマ軍の大部隊が、停戦交渉を有利に進めるため進出してきていた。それを知っていた大佐は、ローマ兵の少女をローマ軍の前で惨殺して相手を挑発する事で、戦闘を再開させ、なし崩しに停戦を反故にしようと目論んでいた。その計画を知ったフィリシアは叛乱を起こし、大佐を拘束して地下室に放り込んだ。やがてカナタはどこからか停戦を意味するラッパの音を聞く。フィリシアたちは彼方の耳を信じ、復活させたタケミカヅチで出撃し、両軍が衝突しつつあるノーマンズランドに向かった。カナタたちは追撃してきた大佐の軍を壊滅させ、ノーマンズランドでヘルベチア・ローマ両軍の間に割り込むと、カナタが停戦のラッパを吹き鳴らした。それを聞き動揺する両軍のところに、さらにヘルベチア大公の娘にしてローマ皇帝の婚約者となったリオが近衛兵と共に駆けつけ、両軍に停戦を指示、ここについに戦争は終結した。

 翌年の春、時告げ砦・第1121小隊に、リオがヘルベチアの兵士として再び赴任するのだった。


■感想

 最終回ですが、いささか詰め込みすぎの感が有り、乗車率120%という様な窮屈さが有りました。しかし、話は完結しましたので、まあまあ上手くまとめていたのではないかと思います。

 正直、ラス前になって、いきなりノエルの過去(見えない死神云々)とかを持ち出したり、今更何をという感じの「炎の乙女伝説」とかを掘り起こしてきたり、と、『もう少し前から伏線を張り巡らせておけばよかったのに、拙いね』と感じるところも有りましたが、まあ、その辺りは目をつぶってもいいかと思います。

 1クールの小粒な作品でありましたが、まーまー良く仕上がっていたのではないでしょうか。新企画「アニメノチカラ」第一弾としては成功と評価して良いでしょう。


★おまけ

 それにしてもタケミカヅチの気持ち悪いくらい元気に動き回る様(蜘蛛みたいに這いまわっていたかと思うと、次は空から舞い降りてくるしぃ)が大笑い。

 死神大佐の「ローマは滅ぼさねばならぬ!」という台詞、これ「カルタゴは〜」というローマ共和国時代のえらい人の台詞じゃなかったっけ?