感想:アニメ(新番組)「Angel Beats!(エンジェルビーツ)」第1話「Departure」


 アニメ「Angel Beats!(エンジェルビーツ)」の感想です。

Angel Beats! 公式サイト - アニプレックス
http://www.angelbeats.jp/

 BSデジタル放送BS11(イレブン)での視聴です。


■概要

 エッチゲームブランドのKeyで泣かせ系ゲーム(KanonとかAIRとかCLANNADとか智代アフターとかリトルバスターズ!とか)のシナリオを書いてきた麻枝准(まえだ・じゅん)氏がシナリオ担当のアニメ。

第1話 『EPISODE.01 Departure』


■あらすじ

 主人公「音無(おとなし)」(声:神谷浩史)は、いきなり見知らぬ学校内で記憶喪失状態で目覚めた。最初に出会った少女「ゆり」(声:櫻井浩美)は、ライフルを振り回しながら、「ここは死後の世界であり、自分たちは天使と戦っている」と言い出す。音無は最初はとても信じられないが、自分が「天使」(声:花澤香菜)にいきなり刺されたにもかかわらず生きている事から、状況を受け入れざるを得なくなる。音無は状況を把握するまで、ゆりたちの組織「SSS(死んだ世界戦線)」に参加することにした。


■感想

 5年程前にギャルゲー・エッチゲームの類からはほぼ卒業してしまいましたが、ギリギリで「CLANNAD」(2004)はプレイしたことがあり、「麻枝准」=Keyの看板の一人、というくらいの知識はまだ持っております。同じKey作品の「Kanon」(1999)では、チビッ子のシナリオで号泣寸前でしたので、「ふーむ、あの泣かせ専門ブランドKeyの有名な人がシナリオ担当ならそりゃ凄かろう」と勢い込んで視聴したわけですが・・・、

 あらら(ト書き:困惑の表情)

 まあ、一話だからまずはキャラ&背景設定紹介のみしてみました、という事かもしれませんが、それを考えても魅力がありません。絵はしょぼくていきなり意気消沈するレベルですし、お話も今のところはなぁ・・・、と口を濁したくなるところ。軽い笑いのつもりだろう「登場人物たちがハンマーで吹っ飛ばされるシーン」とかも特に面白くも無いし、何より今のところゆりが、キャラデザも性格も「涼宮ハルヒ」のパクリにしか見えないのも辛い。

 でも、絵はともかく、話は今後上向くと信じていますよ。KanonだってAIRだって最初は日常風景から入ったわけで、泣かせ要素は後半集中でしたもんね。笑えん!といっている要素も、ゲーム上で再現してみたら腹がよじれるほどおかしいかもしれないし。

 それに、大体この学校の設定って、叙述トリックというか、あとから「ああ、そういうことだったのか」という事になると思うんですよね。昔プリンセスで水城せとなセンセが連載していた不思議系学園物連載では、オチで「オイオイ」と言いたくなる様な叙述トリックをブチかまされたので、このアニメも今はあまり心配していません。もっとも期待度は「B:今後頑張りましょう」に格下げにしましたけど。sola(2007年)みたいなガッカリアニメにならないでね。