感想:映画「ゴーストライダー」(2007年:米)


 5/14(金)に地上波放送した映画。


■概要

 アメコミのダークヒーロー物の映画化。


■あらすじ

 バイクのスタントショーで父と共に活躍する少年ジョニー・ブレイズは、父がガンで余命幾ばくも無いと知り、悪魔メフィストと契約し、父の病を治す代償として魂を渡してしまう。しかし父は病は全快したものの直後メフィストに殺され、メフィストはいつの日かやって来ると言い残して姿を消す。何年か経ち、ジョニーはスタントマンとして大成功していたが、そこに再びメフィストが現われ、悪魔ブラックハートを倒すように命令してきた・・・


■感想

 一言で言ってボンクラ映画。シナリオの練りこみが甘く、ヒーロー物らしい爽快さが全く有りません、というかそれ以前の段階で話がいまいち理解できません。

 ジョニーが魂をメフィストに魂を売るところまでは良いのですが、その後の「メフィストブラックハートは何故対立しているのか」「ブラックハートは何故契約書を手に入れたがったのか、また手に入れたらどうなるのか」がさっぱり解りませんでした(公式サイトのあらすじを読んでようやく理解した)

 また話のテンポが悪く、冒頭ジョニーが魂を売った後、メフィストが帰ってきてジョニーがゴーストライダーに変身するまでに1時間くらいかかっており、残りの40分くらいでバタバタとアクションシーンを詰め込んでいる段取りの悪さ。それに「頭が骸骨で炎に包まれたヒーロー」というのは見た目に面白いのですが、敵がやたらと弱くコロコロ負けてしまうので、アクション映画として全く盛り上がりませんでした。

 という事で「ダメだこりゃ」とあきれてしまう映画でしたが、実は続編が予定されているとのこと・・・、何故だ。