感想:ドラマ「刑事コロンボ」『さらば提督』(1975-76年)


 ドラマ「刑事コロンボ」の感想です。

■NHK海外ドラマホームページ・刑事コロンボ
http://www9.nhk.or.jp/kaigai/columbo/

 NHK BShi(BSハイビジョン)での視聴です。

「さらば提督」  LAST SALUTE TO THE COMMODORE


■あらすじ

 造船会社の社長チャーリー・クレイ(ロバート・ボーン)は、会社のオーナーで義父の”提督”ことオーティス・スワンソンと経営方針を巡って対立していた。ある日、提督の乗っていたヨットが無人で発見され、やがて提督が死体となって発見される。一見海での不幸な事故に思われたが、コロンボはチャーリーが殺害したのではないかと疑い・・・


■感想

 放映時間は1時間36分。もう2,3回見てました。

 1960〜70年代版コロンボ最大の異色作。最後まで犯人が解らず、一番最後に大きな部屋に容疑者全員を集め「お前が犯人だ!」と指摘するという、ある意味推理物の王道を行く展開のお話です。

 1989年以降の新コロンボは「異色話」=「くだらない、つまらない」なので、この話も偏見の目を向けていましたが、30年ぶりくらいに見てみるとこれが意外と面白かったです。アルファベットを並べ替えた文を披露するシーンとか、例の遺留品を示して回るシーンとか、全部しっかり覚えていましたが、それでも展開にワクワクしたりして。意外な拾い物という感じでしたね。

 しかし「ロバート・ボーンが出演していた事」「監督がパトリック・マクグーハン」という2点は思いっきり忘れていたなぁ。