感想:映画「バンテージ・ポイント」(2008年:米)


 9/10(金)に地上波放送した映画。

バンテージ・ポイント - 金曜ロードショー
http://www.ntv.co.jp/kinro/lineup/20100910/index.html

■概要

 アメリカ大統領狙撃という事件を複数の視点から描くサスペンス物。「バンテージ・ポイント」とは「視点」くらいの意味。


■あらすじ

 スペインの古都サラマンカでテロ撲滅サミットが開催されることになった。参加予定のアメリカ大統領が広場で挨拶しようとした瞬間、何者かが大統領を狙撃。さらに広場で大爆発が起こり・・・


■感想

 構成の面白さでぐいぐい引き付ける映画。まず、テレビ局の中継スタッフの視点から、大統領狙撃、その後の大爆発を体験。そこに主人公役のシークレットサービスが乗り込んできて、映像を見ているうち「ああっ! 何てことだ!?」と叫んだ瞬間、画面は真っ白になり、正午に逆戻り。

 次はこのシークレットサービスの視点から事件を体験し、実に中途半端なところで正午に逆戻り。次は観光客の視点で、次はXXの視点で、という風に、キャラクターを次々と切り替えて話を進めていきます。どのキャラも「次週に続く!」みたいな中途半端な感じで次のキャラにバトンタッチしますが、視点が変わるたびに少しずつ新しい事実が明らかになっていくのが上手いところ。

 という事で、なかなか面白くて退屈するひまも無かったのですが・・・、オチが・・・、別にしょんぼりという訳ではないのですが、なんか竜頭蛇尾というか、えーっ、これで終わりぃ?という多少の失望感は否めず。でも面白いかつまらないかと問われたら、面白かったですよ。