感想:アニメ「STAR DRIVER 輝きのタクト」第4話「ワコの歌声」


 アニメ「STAR DRIVER(スタードライバー輝きのタクト」の感想です

■STAR DRIVER 輝きのタクト
http://www.star-driver.net/

 TBS系地上波放送での視聴です。

第4話 ワコの歌声


■あらすじ

 ある朝、ワコとタクト以外の人間が島から消えていた。二人だけで島を探索中、ワコは巫女について語り始め、皆水(みなみ)の巫女として、サイバディをゼロ時間に留める「封印」を守るため、一生島から出られないと話す。やがてワコは、人間の記憶から風景を作り出すサイバディ・ヘーゲントの事を思い出し、自分たちが架空の世界にいる事に気が付く。やがてヘーゲントは姿を現すが、タクトのタウバーンが現われると戦いを避け、即座に撤退した。タクトはワコのため、十字団のサイバディを全て破壊する事を決心する。


■感想

 見ているといろいろオタク心を刺激されるアニメでは有ります。

 タクトがタウバーンを呼び出す辺りの苦笑必至の決め台詞は「戦隊物」のそれを、アニメで大真面目にやっているのでしょうか(最近はどうだか知りませんが、20年くらい前は「XX戦隊!」とか決めポーズをとると、背後で大爆発が起きるとか、ロボットに乗り込むと一々決め台詞を叫ぶとか、様式美の世界が有りました)。

 また、サイバディはお話最後のヤラレ役から一歩進んで「ジョジョの奇妙な冒険」のスタンドみたくなってまいりました。「何か変な事件起こる」→「これは敵サイバディの攻撃!?」→「これがっ! これこそがっ! 我がサイバディィィッ! XXのっ! 能力っっ!!」云々。

 えーと、今回罠に引っかかったメガネっ娘って「スガタメ・タイガー」って名前で学校に通っているのでしょうか・・・

 最初のうちは秘密結社十字団の異様さとかに幻惑されてついていけませんでしたが、そんな深い話でもなくて単純に「正義のロボを操る少年」と「悪の秘密結社の戦い」という、鉄人28号並にレトロで素直な話じゃないかと思えてきました。そんなに熱狂しないけど、そこそこは面白いかも。でもバンダイからサイバディのアクションフィギュアとか出ても絶対売れそうに無いよね。このアニメはDVD以外に何のアイテムで稼ぐ気だろう・・・、ワコとかタクトとかの歌うキャラソンか?


★おまけ

 檻の中のサカナちゃん(戸松遥)が素顔のヘッド(石田彰)に語る物語がすんごい伏線だったと後から解ったりして。それとも考えすぎで、単にタクトとワコの関係を形を変えて語っているだけかしらん。