感想:アニメ(OVA)「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)」第1話「ユニコーンの日」

機動戦士ガンダムUC(ユニコーン) [Mobile Suit Gundam UC] 1 [Blu-ray]

 アニメ「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)」の感想です

機動戦士ガンダムUC[ユニコーン]
http://www.gundam-unicorn.net/

 WOWOWでの視聴です。


■概要
 
 同名小説(作者:福井晴敏)のアニメ化作品。初代ガンダム世界「宇宙世紀」物。映画「逆襲のシャア」の3年後を描く。


■キャスト
バナージ・リンクス内山昂輝
オードリー・バーン藤村歩
タクヤ・イレイ:下野紘
ミコット・バーチ:戸松遥
リディ・マーセナス浪川大輔
ミヒロ・オイワッケン:豊口めぐみ
マリーダ・クルス甲斐田裕子
フル・フロンタル池田秀一
アンジェロ・ザウパー柿原徹也
スベロア・ジンネマン手塚秀彰
カーディアス・ビスト菅生隆之
サイアム・ビスト永井一郎
アルベルト:高木渉
フラスト・スコール:小山力也
ダグザ・マックール:東地宏樹

第1話 『episode 1 ユニコーンの日』


■あらすじ

 宇宙世紀0096年。コロニー「インダストリアル7」に、ジオンの残党組織「袖付き」の船が密かにやって来た。一方、コロニーの住民バナージ・リンクス(声:内山昂輝)は、偶然出合った少女オードリー・バーン(声:藤村歩)から、コロニーで絶大な力を持つ「ビスト財団」の屋敷に連れて行くように頼まれる。オードリーの「戦争を止めるため」という言葉を信じ、バナージは追っ手を振り払って彼女を屋敷に連れて行くが、着いた途端オードリーに追い払われる。

 「袖付き」は、財団総帥カーディアス・ビスト(声:菅生隆之)と協定を結び、『ラプラスの箱』なるものを受け取ろうとしていた。「ラプラスの箱」は財団の100年の繁栄の礎となったものであり、地球連邦をひっくり返すような力を持つものだった。オードリーは「袖付き」の関係者で、この取引を止めるように要請するが、カーディアスはそれを無視する。

 やがてコロニーに連邦軍が侵入し、「ラプラスの箱」を奪うためビストの屋敷を襲撃、また「袖付き」のモビルスーツと戦闘を開始したため、コロニーは大混乱に陥る。バナージはオードリーを助けたいとビストの屋敷に戻るが、そこで瀕死のカーディアスと出会い、白いモビルスーツを託される。バナージはカーディアスが幼い頃に離れたきりの自分の父親だったと思い出した。バナージは白いモビルスーツで袖付きのモビルスーツに戦いを挑んだ。


■感想

 久々に見る初代ガンダム系列のアニメです。スペースコロニーの例の景色とか、ニュータイプがどうとか、ジオン・ダイクンがどうとか、懐かしいったらありゃしない。

 主人公は宇宙世紀ガンダムの例に倣って、ちょっと普通ではない若者ですが、カミーユとかと比較すればわりとまともな方なので、特に嫌悪感はありませんでした(台詞の色々にちょっと臭さを感じますが、許容範囲)。

 モビルスーツの戦闘シーンは色々凝っていましたが、「クシャトリア」はわりとカッコいいけど怪獣すぎるし、連邦側の機体はどれもデザインがク〇だし、という事で、今ひとつワクワク感に欠けました(まあプラモデルとかのプロモーションとしては最高だったでしょうが・・・)。


 お話のほうは、「ラプラスの箱」について引っ張るだけ引っ張った挙句何一つ明かしてくれなかったばかりか、オードリーお姫様の素性も謎のまま、とか、とにかく何から何まで謎ばっかりなので、今のところ何がなんだかさっぱり解りませんが、今後の展開への興味はそそられましたので、そこは2巻以降にお任せという事にしましょう。まさか、シャアもどきの赤い人が一秒も出ないとは予想外でしたが・・・


 結論として、絵は奇麗に仕上がっていますし、主人公の行動台詞は許容範囲内だし、謎を振りまくお話はそこそこ面白そうだし、とりあえず満足の行く内容では有りました。別に「宇宙世紀物こそ真のガンダム、他の系列のガンダムは認めない!」とかヘンな思想にはかぶれていませんが、そういう偏見が無くても、これは結構面白い作品だったと思いますよ。まあ、続きも期待したいと思います。


 でも、原作小説って結構ボリュームありそうですよね? 一体何ヵ年計画でOVA化するつもりなんだろう・・・、今川監督版「ジャイアントロボ」なみの長期計画かしらん?
 
RG 機動戦士ガンダムUC ユニコーンガンダム 1/144スケール 色分け済みプラモデル