感想：アニメ「ヨスガノソラ」第１２話（最終回）「ハルカナソラヘ」

　アニメ「ヨスガノソラ」(全１２話)の感想です。

■StarChild ヨスガノソラ
 http://www.starchild.co.jp/special/yosuganosora/

　CS放送・AT-Xでの視聴です｡

第１２話（最終回）　「ハルカナソラヘ S5」

■あらすじ

　穹ルート最終話。

　梢は悠と穹の関係については口外しなかったが、妹と関係した悠を非難した。その言葉に、悠は穹との関係を続けることを迷い始める。やがて親戚から二人を別々に引き取るという話が来たため、悠は穹に別れて暮らすことを提案する。穹は別れを拒み、神社の裏の湖で死のうとするが、飛び込んできた悠を助けた。二人は改めて互いの気持ちを確かめあうと、そのまま姿を消した。奈緒たちは、二人がかつて両親が世話になった職人が暮らす外国へ向かった事を知るのだった。（完結）

■感想

　うん、予想通りの結末でした。その昔読んだ(20年位前かな)漫画家の宮城理子氏のデビュー作がそっくりの内容だったことを思い出します（実の兄妹が愛し合って、最後に二人だけで二人の事を知らない街に去っていって、妹からふった恋人に現地で元気に暮らしてます、という手紙が届くという内容）。最後、二人だけで列車に乗っている、というシーンは定番でしたが、残された奈緒たちが空家となって寂れ果てていく兄妹の家を時々覗きに来る描写がなんとも印象的でした。

　それにしても近親相姦物を堂々とアニメで放映できる時代になったのですね、感慨深いです（まあ、某条例によってこれが最初で最後の作品となる可能性もかなり高いと思われますが･･･）。

　絵は、原作ゲームの「橋本タカシ＆鈴平ひろという二大絵師」の絵柄が全く反映されておらず、その点ではガッカリにも程がありましたが、実の兄妹の近親相姦も含めた何かしら背徳的な雰囲気と、予想を遥かに越えたエロスにより、かなり魅力的な作品に仕上がっていました。（これで18禁ではないというのも凄い話だ）。

　名作だったとかそういう評価ではありませんが、目を離せないアニメだったことは確かで、かなり印象に残るアニメでは有りました。

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■おまけアニメ