感想:映画「THE 4TH KIND フォース・カインド」(2009年:米・英)

THE 4TH KIND フォース・カインド [Blu-ray]

 2010/12/28(火)にWOWOWで放送した映画。字幕。


■概要

 ホラー映画。フェイク(ウソ)ドキュメンタリー。

 『2000年にアラスカで起こった実話を元にした超常現象系映画。事件の再現映像に加えて、当時撮影された現実の記録映像も使用されている。事件の当事者である実在の心理学者をミラ・ジョヴォヴィッチが演じている』……、という設定の「フィクション」。


■あらすじ

 アラスカ州ノームでは、1960年代から住民の失踪等の不審な事件が相次いでおり、FBIも頻繁に調査に訪れている。2000年。心理学者アビゲイル・タイラー博士(ミラ・ジョヴォヴィッチ)は、多くの住民の不眠の訴えを調べるうち、誰もが揃って「夜中の3時ごろ、白いフクロウに起こされた」と口にする事に疑問を抱く。タイラー博士は、住民の一人に催眠をかけ、夜中に何が起こったかを聞き出そうとするが・・・


■感想

(2010年12月30日 19:00追加。以下の感想は「フィクション」と気がついていない時点のもの)

 大体予想がつくと思いますが、「ソレ」系のテーマの映画です。博士が住民に催眠をかけてみると「フクロウですか?」「フクロウじゃない・・・、なんて事だ!! やつらが入ってくる!! 助けてくれッッ!! ギャァァァ!!」とか叫びながら暴れ出します。これが作り事、フィクションなら別にどうという事は無いのですが、これが現実の記録映像として突きつけられるのですから、はっきり言ってビビリます。映画の冒頭でミラが「記録映像はかなり衝撃的です」と注意してきますが、ホントに掛け値無しに衝撃的。こんな映像、映画館で見たら叫び声上げてましたよ。

 途中からの展開はもう「マジかよ!?」と呆然としてしまう事請け合い。記録映像の怖さに加えて、映画のオチもかなり衝撃的です。


 この映画、オカルト系雑誌「ムー」とかの愛読者で、超常現象テーマが大好きな人なら絶対お勧め!


☆おまけ

 映画では、監督と現実のタイラー博士の対話シーンも有りますが・・・、博士の顔が素でメチャクチャ怖い・・・(やつれきっていて物凄い形相なんです)。この人が突然カメラのほうを向きながら「それは・・・、お前だっー!」とか叫んだらどうしようかと怯えつつ見てました・・・




追記(2010年12月30日 19:00)

■破壊屋
http://hakaiya.com/20100627/diary-436

THE 4TH KIND フォース・カインド』は『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』『パラノーマル・アクティビティ』と同じで、インチキ宣伝系の映画なのである。記録映像自体が捏造だった……というかそういう構成の映画なのだ。

 
 ……、ひぇぇ、本気で信じてました。だってこういうネタ大好きなんだもん・・・、昔TVでよくやっていたオカルト系特番みたく「うそ臭いけど一応真実という設定です」という映画だと信じ込んでましたよ・・・
 
【映画パンフレット】 『THE 4TH KIND.フォース・カインド』 出演:ミラ・ジョヴォヴィッチ