感想:アニメ「それでも町は廻っている」第11話「紺先輩号泣の夏」・第12話(最終回)「それ町」


 アニメ「それでも町は廻っている」(全12話)の感想です。

■TBSアニメーション・それでも町は廻っている 公式ホームページ
http://www.tbs.co.jp/anime/soremachi/

 BSデジタル放送BS-TBSでの視聴です。

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第11話 『十一番地 紺先輩号泣の夏』


■あらすじ

・Aパート

 夏。町に季節はずれの台風が近づいていて、歩鳥は数学の補習を受けたり、ジョゼフィーヌと散歩したり。


・Bパート

 歩鳥は紺先輩と海に出かけて、俊子は真田を海に誘おうとしていたり。


■感想

 A・Bパートのどちらも取りとめもないお話で、「あれ、これだけ」というあっけなさ。本編よりも、合い間合い間に挟み込んでいた4コマ漫画「ビンボウくん」の方が面白かったという…

 そして、おいおい、次回第12話の予告を放送しなかったぞ・・・(代わりに同時間帯に次週から放送の「IS」の予告を放送)。理屈としては正しいけど、BS-TBSで視聴の人間は第12話の予告は見れなかったわけで・・・、酷いな。


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第12話(最終回) 『十ニ番地 それ町


■あらすじ

・Aパート

 歩鳥は親戚にもらった高級万年筆をヘンテコに改造するが、急いでそれを元に戻さなくてはいけなくなってしまう。歩鳥は手っ取り早く現金を稼ごうと、推理小説の賞に投稿するが・・・


・Bパート

 トラックにはねられた歩鳥の魂は天国に昇った。天国への入国を待つ間、歩鳥は下界を眺めるが・・・


■感想

 ・・・、この話で締められたら、「それ町」が凄い感動的な漫画みたいに誤解されそうなんですけど・・・、基本コメディ漫画で、時々変則的にまじめと言うかそういう話が入っている、そういう漫画なんですけどね・・・


 全体的な感想としては、「まあまあ」ですかね。最初違和感がバリバリだった歩鳥の声も、3ヶ月付き合ったら慣れたし、原作に無い「いかにもシャフト風味」な異様な構図とかそういう演出も、「そんなオリジナルの味付けはいらない!」とたびたび思いましたが、原作のノリを破壊するほどではなかったので、ま、許容範囲でした。

 「原作を超えた!」とか「すんばらしいアニメでした」とかは思いませんでしたが、原作ファン大激怒とかいうものでもなかったので、良しとしましょう。