雑談:ビジネス誌「日経ビジネス2011年2月28日号」『「若者は消費しない」の嘘 ”従来型商品戦略の否定”がヒットを生む」

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 2/28(月)発売予定号から。

 何かと言うとすぐ「若者のXX離れ」を連呼して、自分たちの商品開発力の無さを棚に上げ、お客様に責任を押し付ける企業のニュースにはいつもイライラさせられるわけですが、そういう人向けみたいな感じの記事。


・若者が物を買わなくなった、は嘘。1990年代と比較して、50歳代が10%以上カネを使わなくなったのに、20代の減り方は5%程度。相対的に見れば、20歳代は一番カネを使う意欲がある。

団塊世代やバブル世代の若者に向けの売り方は「捨てさせる」「無駄遣いさせる」「まだ使えるものでも旧式扱いする」等々。しかし、これは「給料がどんどん上がる」事が前提。今の時代にはマッチしていないばかりか、若い世代の反感を招く。

 等等。と言う事で、実例として使い捨てしないカイロなどを挙げています。まったく他の企業も工夫して欲しいですよね。


★蛇足

 挙げられている中で、笑ってしまいつつも「それどうよ」と思ったのがロッテのガム。若い世代は「めんどくせ〜、息するのもめんどくせ〜、ガムを噛むのなんかもっとめんどくせ〜」なので、噛んでも疲れない柔らか〜いガムを作ったそうです。噛むのが面倒くさい世代には包装を剥がすのはもっと面倒だろう、と包装も一発ではがれる簡単な作りにしたとか。なんというか、あまり良い方向の発展でも無い気がしますが・・・