感想:NHKスペシャル「日本人はなぜ戦争へと向かったのか」「第3回 "熱狂”はこうして作られた」(2011年2月27日放送)

NHKスペシャル|日本人はなぜ戦争へと向かったのか 第3回 熱狂”はこうして作られた
http://www.nhk.or.jp/special/onair/110227.html

>日本が戦争へと突き進む中で、新聞やラジオはどのような役割を果たしたのか。

>そこには、世界大恐慌で部数を減らした新聞が満州事変で拡販競争に転じた実態、次第に紙面を軍の主張に沿うように合わせていく社内の空気、紙面やラジオに影響されてナショナリズムに熱狂していく庶民、そして庶民の支持を得ようと自らの言動を縛られていく政府・軍の幹部たちの様子が赤裸々に語られていた。

 新聞は「別に軍部に弾圧されていた被害者」ではなく、「戦争? ヒャッホウ!! 戦争報道で部数が増えるぜ! ウハハ、どんどんやれ〜!」みたいなノリだったとか。そして、ラジオも「日本の皆様、XXが陥落! XXが陥落! しかし喜ぶのはまだ早い!」とかノリノリで報道してました。

 と、番組では当時のメディアを悪者に見立てて非難しまくっていましたが、NHKだって当時有ったら似たようなことしていたんじゃないかと思うけどなぁ。少なくとも人のことが非難できる程立派な組織じゃあるまい。


★追記(2011/03/01 00:30)

 今のNHKという組織は太平洋戦争後出来た、という認識でしたが、そのご先祖様の「日本放送協会」は1920年代から有るらしいので、上記の内容は勘違いみたいですね。とりあえず本文は直さず、こちらに記しておきます。