感想:ゲーム雑誌「Game Journal(ゲームジャーナル) No.38」:特集「賤ヶ岳戦役」

ゲームジャーナル38号 賤ヶ岳戦役

 発売日:2011年3月1日(入手は2月25日)

ゲームジャーナル公式サイト
http://www.gamejournal.net/

□付録ゲーム

・「賤ヶ岳戦役」(デザイン:ふ〜ら〜中村)

「賤ヶ岳戦役」は天正十一(1583)年に羽柴秀吉柴田勝家の間で戦われた、
賤ヶ岳の役をキャンペーンレベルで再現した、史上初のボードシミュレーションゲームである。

 この戦いを扱ったゲームは、26号(2008年)の付録 2 in 1ゲーム「秀吉頂上決戦」に「賤ヶ岳合戦」が入っていましたが、これは同じ戦いをキャンペーンレベルで扱っています。「戦国群雄伝」的なイメージですかね。


□特集「賤ヶ岳戦役」

 お馴染み松田大秀氏のリプレイ漫画、ヒストリカルノート、武将紹介、秀吉が出てくるゲームを比較紹介した「ゲームの中の秀吉」等。


□その他

・ウォーゲームデザイン討論

 テーマは「オリジナリティ至上主義は如何なものかと。」。オリジナリティとは? 独自性があればいいのか? とかを討論。懐かしのツ〇ダ製「風の谷のナウ〇カ」を取り上げて「あんなオリジナリティはあっても仕方ないよなぁ」的な文章に爆笑しました。確かにアレは発売当時から戦闘システムの凄さは有名でしたもんね。

 しかし、意見の一つで「発売された当時はオリジナリティが有っても、真似されて似たようなものが増えてしまったら、もうそれにオリジナリティは無い」という意見には承服しかねるところ。真似されたからといって、その最初の1作品の発表時の独自性が失われるわけでもないのでは。

 あと途中のページは「討論」ではなく「序論」になってます。誤植か。


★次回予告

 No.39(2011年6月1日発売)は、特集が「太平洋戦争キャンペーン」で、付録ゲームは「ふ〜ら〜中村」氏デザインの「真珠湾強襲」。別にエポックEWE的真珠湾攻撃のゲームではなく、太平洋戦争キャンペーンゲームとのこと。カードドリブンシステム系で、なんとルールが僅か8ページなのに、太平洋戦争の陸海空統合作戦をプレイ可能と言う話です。なんかワクワクしますね。