感想:アニメ「タクティカルロア」(2006年)第13話(最終回)「アウトワード・バウンド」

 アニメ「タクティカルロア」(2006年)(全13話)の感想です。

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タクティカルロア 公式ホームページ
http://www.tactical-roar.com/index.html

 CS放送AT-Xでの視聴です。(地上波放送:2006年1月〜3月(全13話))

第13話(最終回) アウトワード・バウンド


■あらすじ

 パスカルメイジやコールマンIIはグランドロア発生装置を目指すが、コールマンIIはナクロマ艦隊と激突し、パスカルメイジには潜水艦メトセラが向かってきた。パスカルメイジは死闘の末にメトセラを撃沈した。

 6ヵ月後。ナクロマの軍事政府は倒され民主的政府が成立していた。洋衛軍はグランドロア発生装置云々の部分は隠蔽したものの、パスカルメイジが東ルースの国民を救ったということで haru-niko警備保障の株は大いに上がっていた。七波はコヨミ(=ハクビ)を今後も追いかけることを誓う。さらに一旦退艦していた漂介が、再びパスカルメイジに勤務を志願して戻ってくるのだった。終り。


■感想

 AパートのパスカルメイジVSメトセラの戦いはなかなかに面白かったのですが、メトセラを撃沈した後、『さあ最終バトルだ、グランドロア発生装置を破壊するぜ!』というシーンに行くはずが、「6ヵ月後・・・」などと言い出したので大爆笑。何この予想を裏切りすぎる展開は。

 で、七波が「これからもコヨミを追いかけるわ」とか言ったり、漂介君が帰ってきて三角関係継続、とか適当にカタをつけておしまい・・・、

 結末に釈然としない、とかいう以前に全13話全てに釈然としないアニメでした。ノイントテーゼという独り善がりの設定、結局何も前進しなかった、というより殆ど意味が無かった三角関係、慶良間がどうこうの話はなんだったのか解らないまま、リディルの陰謀と言うのもさっぱり意味不明、能登麻美子声のハクビって何がしたいの、天才少年レーゲン君って何の意味が有ったんだ、etcetc、言いたい事ばかり。

 結局、護衛艦のバトルシーンを描きたくてただそれだけで、後付けでストーリーとかくっつけていったとかそういうんじゃないですかね。1クール見終わって、トホホ感だけしか残らない参ったアニメでした。

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