雑談:記事:なんでもかんでも嫌儲に落とし込むなと思う

●「日本ではネットで金儲けしようとするやつが嫌われる」「そう、いわゆる『嫌儲』ですね」:日経ビジネスオンライン
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20110428/219683/?P=1

>小田嶋 まず日本では、ネットで金儲けしようとするやつが嫌われるでしょう。

>濱野 そう、嫌われるんです。いわゆるネット用語でいう「嫌儲(けんちょ)」ですね。

>小田嶋 「グルーポン」のお節料理のときの騒がれ方も、すごくそれがありましたよね。

>濱野 ああ、まさしくそうでしたね。

 いや、いや、いや、いや、それ違うんでね?

 ネットに「嫌儲」という傾向があることは否定しませんよ。クリエイターと言うかそういう人が、自分の作った何かを公開して対価を請求した場合、「ふざけるな、タダにしろ!」と叫ぶ人とか、「この絵がネットに『落ちていた』ので拾ってきました」みたいな事を平気で言ってのける人とか、ネットに絡むものは何でも無料としか思わないような連中がいることは間違い無いと思う。

 でもさぁ、バードカフェのあれはそれとは全然違うのではないか?

 「ネット注文したものが見本と実際で違っていました」という事が騒ぎになったのに、『ネットで儲けると叩かれますよね』『ああ、そうですね』じゃないだろうよ。詐欺的な部分が叩かれたのに、そっちより、「ネットの連中はこれだから」みたいな、騒ぎにする方が悪いような論調。ウンザリする。

 この手の文化人的な人たちが語るネット論は何故「ハタと膝を打つ」ような的を射たものが殆どないのだろう・・・

 6回も読んできたのですが、最終回でこんな脱力な事を言い出すとは・・・、この部分はメインではなくちょっとした寄り道部分だとしても、かなり失望した事は否定できません・・・、まー、別にこの対談がそんなに凄いと思っていたわけではないのですけど。