感想:アニメ「もしドラ もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら」第9話「みなみは大切なものをなくした」


 アニメ「もしドラ もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら」(全10話)の感想です。

NHKアニメワールド もしドラ
http://www9.nhk.or.jp/anime/moshidora/

■原作の公式サイト
http://moshidora.jp/

 NHK総合での視聴です。

第9話 みなみは大切なものをなくした


■あらすじ

 地区大会決勝戦の前夜。夕紀は容態が急変し、ついに目を覚ます事無く世を去った。みなみは夕紀と共に甲子園に行くという目標が果たせなくなったショックで、決勝戦に向かう野球部員の前で、実は野球が嫌いだった事を暴露し、さらに今までマネージャーとしてやってきた事は全て無意味だったと言い出す。しかし部員たちは、既に夕紀からみなみの野球嫌いを聞かされていた。さらに、夕紀は自分の身に何か有ればみなみがマネージャーを投げ出すことを予期し、部員たちにみなみを引き止めるように依頼していた。

 みなみはその場から逃げ出すが、追いかけた文乃が捕まえて、球場に連れて行った。一方、決勝戦で程高は7回までで0−4と追い込まれていた。ようやく球場に到着したみなみは思わず野球部に声援を送る。


■感想

 ああ、夕紀が亡くなるイベントは、最初から知ってはいても堪えました。原作本では(基本的にビジネス本なので)人が亡くなっても「ビジネス本にこんな感情移入系のイベントが必要か?」みたいな醒めた印象しかなかったのですが、アニメだとグッと来ちゃいました。今までに巧みにお話を盛り上げてきた事に加えて、声優の喋りと音楽付き、という事でクライマックスに相応しいドラマに仕上がっていました。もうこの辺りは原作を越えてますね。

 そして追い込まれた野球部の勝敗の行方は!?という事で、次回最終回です。