感想:アニメ(映画)「涼宮ハルヒの消失」(2010年)


 アニメ(映画)「涼宮ハルヒの消失」の感想です。

涼宮ハルヒの消失京アニサイト【トップページ】
http://www.kyotoanimation.co.jp/haruhi/movie/

 CS放送(PPV)での視聴です(3/4(金)放送)。


■概要

 ライトノベル涼宮ハルヒ」シリーズ(原作:谷川流角川書店)の1作「涼宮ハルヒの消失」の劇場版アニメ。ちなみにこの「消失」は「シリーズ中で最高傑作との呼び声が高い」とのこと(CS放送のプログラム本から)。


■キャスト
涼宮ハルヒ平野綾
キョン杉田智和
長門有希茅原実里
朝比奈みくる後藤邑子
古泉一樹小野大輔
朝倉涼子桑谷夏子
鶴屋さん松岡由貴
谷口 : 白石稔
国木田 : 松元恵
キョンの妹あおきさやか


■あらすじ

 12月。SOS団ハルヒの提案でクリスマスパーティーの準備を始めた。ところが12月18日、登校したキョンは学校の様子がそれまでと異なっている事に気が付く。消え去ったはずの朝倉涼子があたりまえの様にクラスメートとして現われ、その代わりにハルヒや小泉は学校から消えてしまっていた。みくるや長門は学校にいたものの、ごく普通の人間で、キョンのこともSOS団の事も知らなかった。キョンは、ハルヒのいた世界を取り戻そうと、暗中模索のまま行動を開始するが…


■感想

 原作未読…、のはずでしたが、何故かあらすじやら事件の陰謀の黒幕(?)を知っていました…、あれぇ?  少年エースの漫画版でこの話を連載したのだったかな?

 第一印象は「長い」。全2時間50分ってあなた… しかもテンポはかなり遅いしね。という事で、視聴するのにかなり根気が必要でした。しかし、この話は「シリーズ最高傑作」との評判ですので、『そのような名作を、たっぷりの時間的余裕で、しかも映画クオリティの作画で堪能させていただけるとはなんとありがたい事か』と言う風に前向きに考えたいと思います(TVシリーズの毎日放送感覚で、一回30分ずつ見ていったらよかったのかも)。

 内容はSF時間改変物…、ではあるものの、本質は「長門萌え萌えアニメ」(メガネっ娘文学少女Ver/おなじみ無表情Verの両方)ではないかという気がします。基本的に長門がメインヒロインで、ハルヒとかは添えもんでしたし、結末もそんな感じだったし。

 と言う事で、長さに閉口はしたものの、ストーリー自体はそこはかとない満足感を与えてくれて、まあ、まずまず面白うございました。


★おまけ

・PCのOSがWindows95…、この作品の時代っていつなんだっけ。やはり1996〜1998年頃でしょうか。

・このアニメ、声優陣が顔出し+有名になりすぎ、で、物語の各キャラクターが喋っているというより、平野綾杉田智和小野大輔茅原実里のみんながスタジオでアフレコしている姿ばかり頭に浮かんでしまって素直にのめりこめなかったです(注:後藤邑子さんだけは顔を知らないので浮かばず)。