感想:映画「アイアンマン2」(2010年:米)


 衛星放送のWOWOWでの視聴です。(放送日は今年 6/4(土))。吹き替え。


■概要

 アメコミ原作のヒーローアクション物。主演:ロバート・ダウニー・Jr


■あらすじ

 前作から半年後。「トニー・スターク」(ロバート・ダウニー・Jr)は、自らの名前を冠した科学万博「スターク・エキスポ」を開催するなど、相変わらず派手な生活を送っていた。しかし、実は体内に埋め込んだアーク・リアクター(人工心臓的な装置)による血液の汚染によって死にかけており、死を覚悟したトニーは自暴自棄な行動に走り始めた。同じ頃、トニーに憎しみを抱く謎のロシア人イワン(ミッキー・ローク)が出現し・・・


■感想

 ウッハハ、おもしれー。娯楽映画はこうあって欲しいですね。

 さて、前作(1作目)は、ヒーロー物のくせにアイアンマンの開発シーンばかりで意外に戦闘シーンが少なく「あれぇ?」という感じでしたが、この作品もまた同じで、トニーの研究シーンとかエキスポのシーンとかがメインの、トニーばかりが映るトニー・オレ様劇場。敵のイワンの登場シーンは恐ろしく少ないし、その相方の兵器会社社長も小者ぶりといったら笑ってしまうくらい。さらにアイアンマンの戦闘シーンも「つけたし」とまでは言いませんが、そんなに多くは無いし。

 と、これだけ書くとめっちゃつまらなさそうなのですが、それが意外にもやたらと面白いのです。トニーのキャラクターが面白いので、戦闘シーン無しで色々開発しているだけの場面が続いても結構楽しめてしまうのでした。いやー、不思議。脚本の妙というべきでしょうか。と言う事で、不思議不思議の「戦闘シーンが少ないのに楽しめるヒーロー映画」です。これはオススメ。

 それにしても、イワンが上半身裸+例の機械のムチだけでアイアンマンと最終決戦を戦うのかと思っていましたが、さすがにそれは無かったか。あのままだと殴られたらKO負けですもんね。


★おまけ

 映画館で字幕が出始めた瞬間席を立った人がいたら、大後悔ですなぁ。でも「3」に続ける気アリアリのあの結末はどうかとも思いますけど・・・