感想:映画「イーグル・アイ」(2008年:米)


 フジテレビ系・地上波放送での視聴です(放送日は今年 6/18(土)。吹き替え。


■概要

 ノンストップアクション物と見せかけて実はSFアクションサスペンス。スピルバーグが制作。ただし監督はしていません。


■あらすじ

 コピー屋の店員ジェリーは、ある日突然アパートに大量の銃器が送りつけられ、困惑しているところにさらにFBIに踏み込まれ、テロリストとして逮捕されてしまう。しかし、謎の女がネットワークに侵入して工作し、ジェリーを脱走させる。女はジェリーに次々と指示を出し、何かの目的を実行させようとしていた・・・


■感想

 最初は、ありがちな「主人公が訳の解らないまま警察とか未知の組織とかに追いまわされるサスペンス」の一種類としてスタートしますが、はっきり言ってこの逃走劇(序盤〜中盤)は全く面白くありません。なぜかと言うと、主人公がスネた厨二病男で、兄へのコンプレックスにまみれたウザイ台詞ばかり口走るため、もうイライラさせられっ放しで、「こいつが無実の罪で追われようがどうしようか知った事かい」と思わされ、アクションに何一つのめりこめなかったから。

 ただし、1時間半ほどかけて中盤を過ぎると、「ノンストップアクション系サスペンス」が、おやまあビックリの「『SF』サスペンス」にシフトし、そこからそこそこ面白くなりました。終盤の『謎の女』の陰謀を阻止しようとするあたりはそこそこ盛り上がりましたね。

 と言う事で、あんまりお勧めは出来ませんが、時間が有り余っている場合は見ても良いかも。ただし、中盤に謎の女の正体が解る辺りまでは早回しで視聴してもかまいません。大したイベントは無いから。