感想:アニメ(OVA)「コブラ タイム・ドライブ (全2巻)」(2009年)


 アニメ「コブラ タイム・ドライブ (全2巻)」の感想です。

COBRA THE ANIMATION 公式サイト
http://www.cobra30th-anime.com/

 衛星放送のWOWOWでの視聴です。(放送日は今年 7/9(土))。


■概要

 原作漫画連載30周年記念のアニメ企画「COBRA THE ANIMATION」の第ニ弾(OVA全2巻)。監督・脚本・絵コンテを原作者の寺沢武一氏が担当しています。


■キャスト
コブラ 野沢那智
アーマロイド・レディ 榊原良子
過去のコブラ 内田直哉
エメラルダ 高山みなみ


■あらすじ

 コブラは体が消えかけているレディを救うため、「時の宮殿」の主シェラザードを訪ねる。コブラは今回の異変の原因は過去に有ると考え、シェラザードと共にレディの時間の中に潜るが、時間の渦に呑み込まれてしまう。コブラが気がついた時、20年前の3012年、大王ギロスの城の前にやってきていた。この時代のこの場所こそ、コブラとレディが初めて出あった場所だった・・・


■感想

 コブラとレディの出会いや、若い頃のコブラと現在のコブラが同じ時代で並行して動く複雑に絡まった展開、等、原作漫画はメチャクチャ面白いのですが、このOVAも良く出来ています。あの複雑なストーリーを30分×2本で描けるわけが無い・・・、と危惧していたのですが、そこを破綻も無く極端な端折りも無く見事にまとめていました。いやー、驚き。ホントに感服した。このOVAを見てしまうと「ザ・サイコガン」が余裕有りすぎだったのでは、という気がしてきました。

 声優は、若い頃のコブラ役を、TVシリーズでは二代目コブラを演じた内田直哉氏が宛てています。新旧コブラの揃い踏みという点でも興味深い作品。

 と言う事で、あの人気作をイメージの狂いも無くキチンと映像化した秀作です。これは良いですよ。