感想:特撮「ウルトラQ ハイビジョンリマスター版」第25話「悪魔ッ子」


 特撮「ウルトラQ ハイビジョンリマスター版」(全28話)の感想です。

ウルトラQ ハイビジョンリマスター版|ドラマ|WOWOWオンライン
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 衛星放送のWOWOWでの視聴です。

第25話 悪魔ッ子


■あらすじ

 最近、深夜の交通事故が頻発していた。事故現場では白い少女の影が目撃され、さらに必ず現場からは些細な小物が持ち去られていた。同じ頃、万城目たちは魔術団の興行に出かけ、リリーという少女が催眠術をかけられ箱に閉じ込められた後、白い影となって抜け出し空中を歩き回る、という曲芸を見る。一の谷博士は、幼い頃から催眠術をかけすぎると、精神と肉体のバランスが崩れてしまうと危惧する。やがて、万城目たちは、リリーの持ち物の中に事故現場から持ち去られた小物を発見するが、リリーは何も知らないと言う。直後、一の谷博士の危惧通り、リリーの魂が独立した人格となり、肉体の方を連れてどこかに消えてしまった。万城目たちは魂が肉体の方を列車に轢かせようとしている現場に追いつき、一の谷博士の開発した装置で魂と肉体を一体化させた。後日、リリーは催眠術の芸は取りやめ、普通の女の子に戻った。


■感想

 ウルトラQにたまにある「アンバランスな世界」系ストーリーの一つ。これは面白かった。現在となってはネタ的にはありふれていますが、にも関わらず今の目で見ても面白い。サスペンスな展開が良いですな。

 なお、結末のナレーションは二種類有るそうです。WOWOW版では「彼女は悪魔ッ子ではなかった。悪いのは周りだった」という感じで締めますが、不気味な音楽が流れたままなので何か違和感が有りましたが、どうやら、もう一つ、不気味な感じのナレーションも有るらしいです。それも聞きたかったな。


★おまけ1

 由利子たちが死んだ同僚の指輪を見ても全然動揺せず「ホラ見て」程度で流している・・・、知り合いが死んだのにそれで良いのか。


★おまけ2

 あの時代1966年(昭和41年)は蒸気機関車が現役なのね。