感想:アニメ(新番組)「輪るピングドラム」第1話「運命のベルが鳴る」


 アニメ「輪(まわ)るピングドラム」の感想です。

輪るピングドラム
http://penguindrum.jp/

 CS放送・AT-Xでの視聴です。


■概要

 原作無しのオリジナルアニメ。ジャンルは「普通の生活が奇妙な訪問者のせいで大騒ぎになってしまった」系アニメ。放送開始まで情報を徹底規制し、基本設定やあらすじどころか作品のジャンルすら秘密にしていたため、その辺りがちょいと話題になりました。


■キャスト
高倉冠葉:木村昴
高倉晶馬:木村良平
高倉陽毬:荒川美穂
荻野目苹果:三宅麻理恵
多蕗桂樹:石田彰
時籠ゆり:能登麻美子
夏芽真砂子:堀江由衣

第1話 『1st station 運命のベルが鳴る』


■あらすじ

 高倉家の三兄妹・冠葉(かんば)・晶馬(しょうま)・陽毬(ひまり)は、両親がおらず三人だけの生活を送っていたが、さらに陽毬は脳の病気で余命数ヶ月と宣告されていた。ある日三人は水族館に出かけるが、陽毬はそこで倒れそのまま死んでしまう。ところが悲しむ兄たちの前で陽毬は突然生き返り、病気も奇跡的に快方に向かっていた。

 その後、ある日突然高倉家にクール便で氷付けのペンギン三匹が送りつけられた。ペンギンは三兄妹にしか見えず、人語を解し、人間並みに色々な作業をこなす事が出来た。さらに、突然陽毬が女王様口調になり「ピングドラムを探せ」と言い出す。陽毬は、本来なら既に死んでいるが、この女王様的存在によって寿命を延ばしてもらったといい、代償としていう事を聞けと命令してきた。冠葉と晶馬は、以前水族館で購入して、今陽毬が被っているペンギン帽子が陽毬を操っている事に気がつく。


■感想

 ジャンルも何もかも秘密のまま放送ということで、「そこまでするとはどれだけ自信があるの? お手並み拝見」と妙に構えて見てしまいましたが、まあ、思ったよりは面白かったです。力が入りすぎて視聴すると、大抵その反動でガッカリとなる訳ですが、流れるように手際よく進むお話とか、終盤の女王様陽毬のやたらゴージャスな立ち振る舞いとか、色々と気に入るところも有り、まずまずの出来栄えだったと思います。これは視聴継続ですね。