感想：小説「ヴァリオと番人」（宇宙英雄ローダン・シリーズ 407巻）

　小説「ヴァリオと番人」（宇宙英雄ローダン・シリーズ 407巻）の感想です。

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■データ（公式）
http://www.amazon.co.jp/dp/4150118213/
ヴァリオと番人 (ハヤカワ文庫 SF ロ 1-407 宇宙英雄ローダン・シリーズ 407) [文庫]
クラーク・ダールトン (著), エルンスト・ヴルチェク (著), 工藤稜 (イラスト), 渡辺　広佐 (翻訳)
文庫: 272ページ
出版社: 早川書房 (2011/8/25)
言語日本語
ISBN-10: 4150118213
ISBN-13: 978-4150118211
発売日： 2011/8/25

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■宇宙英雄ローダン・シリーズ[407]巻

　日本で発売されている小説では最長を誇るSF「宇宙英雄ローダン･シリーズ」の一冊です。

発売　　＝ 2011/08/25
サイクル＝第13サイクル「バルディオク」

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◇８１３話　エラート還る（クラーク・ダールトン）（訳者：渡辺広佐）

　かつてミュータント部隊員だったエルンスト・エラートは、肉体を失い精神だけとなって時空間を彷徨いながら地球を探しつづけていた。そして、エラートはついに太陽系に帰還するが、地球は消滅しており？！

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　な、懐かしい。時空間移動能力者のエラートが超久しぶりに登場です。多分「島の王たちサイクル」でちらっと出て以来？　お話自体もまずまずの面白さ。しかし“それ”はコンセプトをまともに目標に送れないの？

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◆８１４話　ヴァリオと番人（エルンスト・ヴルチェク）（訳者：渡辺広佐）

　ケロスカーたちはホワルゴニウム・ショックで「ｎ次元計算能力」を喪失し、もはや８０年計画のコントロールが出来なくなりつつあった。一方ケロスカーの異変を察知したヴァリオ＝５００は彼等の元に向かうが？！

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　ホウクセルの古代文明のエピソードの意味の無さがさすが（？）ヴルチェク先生と思わせる退屈さ。しかしケロスカーの裏切りがばれそうな緊張感はそこそこ良しでした。

　ところで･･･、Ｐ１８０の「ＳＶＥ艦隊は有糸分裂放射を担当している」って一体何？　とんでもない誤訳の匂いがする。素直に考えると、この辺りは細胞活性装置を破壊する「GKDフィールド放射」のことだと思うのですが･･･、本当の意味はなんだろう？