感想:ゲーム雑誌「Game Journal(ゲームジャーナル) No.40」:特集「日露決戦1905」

ゲームジャーナル40号 日露決戦1905

 発売日:2011年9月1日(入手は8月29日)

ゲームジャーナル公式サイト
http://www.gamejournal.net/


□付録ゲーム

(1)奉天決戦1905(近藤友樹デザイン)

1905年3月に戦われた奉天会戦の主要戦闘局面をエリアマップ+カードドリブンシステムで再現。

(2)日本海決戦1905(森哲史デザイン)

1905年5月27日に戦われた日本海海戦を、巡洋艦以上、1艦1ユニットの水上砲撃戦で再現。

 なんとなくテーマ的にエポック社のゲームの香りがする・・・



□特集「日露決戦1905」

 別宮暖朗先生の奉天会戦ヒストリカルノート、お馴染み松田大秀氏のリプレイ漫画、日本海海戦でホントにT字戦法なんてやったの?、東郷平八郎が晩年はタダの迷惑老人と化したお話、などなど、それなりの内容ではありましたが、基本的に興味ゼロのテーマなので、満足感はもう一つ。


□その他

・ウォーゲームデザイン討論『「強襲」システムは如何なものかと。』

 「アルンヘム強襲」をベースに、GJでは「XX強襲」というゲームをいっぱい作っているわけですが、それについての討論会。自分で作ったゲームをネタに自分たちで討論するって、マッチポンプ(?)とは言わないでしょうがなんか変な感じでは有ります。それにしても「レイテ湾強襲」は、デザイナー自らふざけて作ったと言い切るのが凄いですな。


□次回予告

 No.41(2011年12月1日発売)の特集は「ワーテルローの落日」で当然ナポレオン戦争ネタ。付録ゲームは「The Sunset of Warterloo」。アドテクノスの「アウステルリッツの太陽」と同じチットシステムでワーテルローの戦いを描くようです。

 テーマがなかなかそそられますが、それよりなにより、ゲームの説明の最後の決め台詞「ワーテルロー決戦、しましょうか!!!」に大笑い(=もちろん(?)、アニメ「輪るピングドラム」の決め台詞「生存戦略、しましょうか」のパロであります)。GJって昔からこの手のネタが好きですね(メモルとか)


 日露戦争は興味ゼロなので今回は辛い特集でした・・・、次の号に期待したいところ。