感想:特撮(新番組)「仮面ライダーフォーゼ」第1話「青・春・変・身」


 特撮「仮面ライダーフォーゼ」の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

仮面ライダーフォーゼ公式サイト(テレビ朝日版)
http://www.tv-asahi.co.jp/fourze/

仮面ライダーフォーゼ公式サイト(東映版)
http://www.toei.co.jp/tv/fourze/

 地上波・テレビ朝日系での視聴です。

第1話 青・春・変・身


■あらすじ

 冒頭。月面とおぼしき場所。基地の近くで宇宙服を着た二人の人間が争っている。やがて片方がスーツケースを奪って逃亡し、基地は大爆発する。

 17年後。「天ノ川学園高校」に、昭和のヤンキーそのままの姿の「如月弦太朗」が転校してきた。弦太朗は学校の生徒全員と友達になるのが目標と宣言し、知り合いの「城島ユウキ」と再会して喜ぶが、そんな弦太朗を「歌星賢吾」はあからさまにバカにする。そこで弦太朗はまず賢吾と友達になると決意した。やがて弦太朗はアメフト部員と揉め事を起こししめられるが、そこに奇怪な怪物(=オリオン・ゾディアーツ)が現わる。弦太朗は殴りかかるもののあっさり吹き飛ばされるが、そこに賢吾の操縦する巨大ロボットが現われ、怪物を撃退する。賢吾とユウキは謎の施設に入り、賢吾は「フォーゼ」でなければ怪物は倒せないといってある機械を使おうとするが、体が弱って動けない。そこに後をつけてきた弦太朗が現われ、機械を持って飛び出していく。学校内では怪物が再び現われていた。弦太朗はユウキに言われるまま機械(フォーゼドライバー)を使って「仮面ライダーフォーゼ」に変身し、賢吾の指示で怪物を倒す。しかしそこに巨大ロボに乗った賢吾が現われいきなりフォーゼを掴む。続く。


今回の怪人=オリオン・ゾディアーツ


■感想

 いやー、笑った笑った。明らかにわざとやっている「昭和のヤンキー系主人公/醒めた秀才系キャラ/超鼻持ちなら無いエリート生徒/学園の女王様」などの生徒たちの設定、ハンバーガーに変形する小型メカ、弦太朗とユウキのわざとらしい拳の挨拶、「宇宙の力で変身」、その他もろもろ、もう最初から最後まで笑いっぱなしでした。そうかー、今度はこういう路線で来たかー。

 フォーゼのデザインもこういう雰囲気なら十分OK! 逆に普通の虫っぽいライダー造形だったら却って違和感有ったかも、と思うくらいです。学園ドラマメインで今までとは全然路線が違うし、主人公はバカ系だから、ガラッと変えてもいいんじゃないかな。

 うーん、これはこれで結構面白いぞ。気楽な娯楽作品で、日曜の朝からゲラゲラ笑って楽しめる、良いじゃないですか。結構満足しました。


☆おまけ1

 フォーゼがベルトに差し込む「アストロスイッチ」ですが、今後「40個」発売されるそうです(CMより)。まあ増やすだろうとは思っていましたが、40個ってアナタ。今年のクリスマスは親御さんが子供向けプレゼントとして買おうとして頑張り、それを見越して買い占めたオタたちとの奪い合いが発生?


☆おまけ2

 怪人デザインは漫画家の麻宮騎亜氏で、最初聞いたときは「なんで?」と思っていましたが、そういえば昔「サイレントメビウス」とかバトル物描いていたなぁと思い出しました(最近は車の漫画描いているから忘れてた)。なるほど、怪人とかモンスター的なデザインに縁が無くも無かったですね。