感想:小説「バルコンの男」(宇宙英雄ローダン・シリーズ 414巻)

 小説「バルコンの男」(宇宙英雄ローダン・シリーズ 414巻)の感想です。

■データ(公式)
http://www.amazon.co.jp/dp/4150118337/
バルコンの男 (ハヤカワ文庫 SF ロ 1-414 宇宙英雄ローダン・シリーズ 414) (ハヤカワ文庫SF) [文庫]
クラーク・ダールトン (著), クルト・マール (著), 工藤 稜 (イラスト), 林 啓子 (翻訳)
文庫: 272ページ
出版社: 早川書房 (2011/12/7)
言語 日本語
ISBN-10: 4150118337
ISBN-13: 978-4150118334

宇宙英雄ローダン・シリーズ[414]巻

 日本で発売されている小説では最長を誇るSF「宇宙英雄ローダン・シリーズ」の一冊です。

発売  = 2011/12/09
サイクル= 第13サイクル「バルディオク」


◆827話 バルコンの男(クラーク・ダールトン)(訳者:林 啓子)

 エラート=アシュドンは、新アインシュタイン帝国とGAVO"Kの連携を確立するため、GAVO"Kの有力者が隠れているという辺境惑星を目指すが?!

−>

 意外にもキビキビした展開で面白かった。新キャラのムトグマン・スセルプは今後の重要人物となりそうです。あと唐突にでてくる「バルコン」という単語が懐かしすぎる(島の王たちサイクル以来でしたっけ)。そして、エラートがぁぁぁぁ。



◇828話 ウォルクロヴの偶像(クルト・マール)(訳者:林 啓子)

 ラール人は惑星「ドゥーム」に基地を建設し、恒星アルクル=ベータのブラックホール化計画を進めていた。スセルプは状況を把握するため、ドゥームへ偵察に向かうが?!

−>

 これまたビックリの面白さ。シロアリ種族ウォルクロヴの設定は基本的に本筋とは無関係の筈ですが、そういうエピソードを入れつつも、銀河種族対ラール人という本筋もきっちり進めており、充実のエピソード。



 ど、どうしたんだろう。今までもうXXなエピソードばっかりだったのに、今回は二本とも当たりでした。


★表紙絵

 メインは謎の老人「バルコン」の横顔。背景は惑星と衛星。


★あとがきにかえて

 ピアノコンクールのお話。


★予告

 次巻415巻タイトルは「第四具象誕生」(2011年12月20日発売予定)。


★おまけ

 あらすじネタバレ版はこちらへ。

ペリー・ローダンへの道
http://homepage2.nifty.com/archduke/PRSindex.htm

バルコンの男 (ハヤカワ文庫 SF ロ 1-414 宇宙英雄ローダン・シリーズ 414) (ハヤカワ文庫SF)

バルコンの男 (ハヤカワ文庫 SF ロ 1-414 宇宙英雄ローダン・シリーズ 414) (ハヤカワ文庫SF)