感想:アニメ「ましろ色シンフォニー」第12話(最終回)「はじまり色の季節」


 アニメ「ましろ色シンフォニー」(全12話)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

■TVアニメ ましろ色シンフォニー
http://www.mashiro.tv/index.html

■原作ゲーム(18禁)
http://www.clearrave.co.jp/product/mashiro/index.html

 CS放送・AT-Xでの視聴です。

第12話(最終回) はじまり色の季節


■あらすじ

 新吾とみうが相変わらずイチャイチャしている冬の日。紗凪はぱんにゃの親の「ままにゃ」を目撃する。みうは寂しさをこらえ、ぱんにゃを親元に帰す事にした。一方、結女と各務台の統合計画は、一部の理事の反対で完全に暗礁に乗り上げていた。愛理はみうの姿に刺激され、自ら統合推進のための署名活動の先頭に立った。みうはぱんにゃを野に放し、ぱんにゃは親と再会して去っていった。翌年春、無事統合された結女+各務台では、新部長の紗凪の元、ぬこ部が元気に活動していた。終わり。


■感想

 ギャルゲー系アニメにしては良い出来でした。扇情的なえっちぃ描写は抜きにして、あくまでストーリーで見せるストイックな作品で、絵は原作ゲームのCGより良い位だと思ったし、OP曲・ED曲・装入曲全てなかなかのレベル、声優の芝居は安定、シナリオ展開もそつが無く、ラストも奇麗に決めて、と手堅い出来栄えでした。

 しかしねぇ、だからこそ、ストーリーの転がし方が…、第1話で愛理とぱったり会ってその後学校の統合のことで揉めて、という滑り出しなのですから、普通彼女をヒロインとして展開するのが筋だと思うのですが、序盤にあれだけフラグを立てておきながら、途中からみう先輩路線に軌道が切り替わってそのまま…、序盤に一緒に仕事をしたり下宿の秘密を見てしまったり一緒に風呂に入ったりしたのはなんだったの、という感じ。

 概ね良い出来のアニメだと思うのですが、何故スタッフが愛理をふられ役にして、みう先輩エンドに持ち込んだのか、そこだけが不思議で仕方有りません。ホント何故なんだ…