感想:アニメ「UN-GO(アンゴ)」第11話(最終回)「私はただ探している」


 アニメ「UN-GO(アンゴ)」(全11話)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

■[ UN-GO ] OFFICIAL SITE
http://www.un-go.com/index.html

 フジテレビ系での視聴です。

第11話(最終回) 私はただ探している


■あらすじ

 原作「坂口安吾「明治開化 安吾捕物帖 “冷笑鬼”“赤罠”」「余はベンメイす」。

 死んだはずの海勝の招待状が事件の関係者に届き、新十郎たちは事件の発端となったテレビ局のスタジオに集まった。新十郎はテレビ局に現われた海勝が本物で、当夜屋敷に現れた方が別天王の作った幻だと看破する。さらに、事件は警察の水野と倉満議員が起こしたものだと告発した。そこに死んだはずの海勝と行方不明だった因果が現われ、新十郎を今回の集まりの主催者だといい、因果にその目的を吐かせようとする。しかし既に新十郎は過去因果からの質問に答えていたため、因果の力は通用しない。新十郎は現われた「海勝」が速水の偽装で、別天王を手に入れて水野・倉満と共に海勝殺しに関わっていたことを暴く。そこにさらに本物の海勝が出現し、自分の姿を持つ偽者に権力を渡さないため偽装自殺していたと告白する。速水の目的は、海勝に成り代わり虎山泉の尊敬を受けることだった。別天王は「言霊」としての正体を現し、因果に喰われてしまった。

 事件後、新十朗は人の美しさを知りたいが故に、因果と共に御玉を暴くと宣言する。


■感想

 奇跡の30分。事件をきっちり解決して、ついでに別天王の正体も暴き、「俺と因果の戦いはこれからだ!」みたいな余韻まで残して、ちゃんと終ってしまいました。ビックリした。

 放映開始まではまるで、一グラムたりとも期待していなかったのに、これがわりと面白くて、最終的に意外な拾い物という事で落ち着きました。ノイタミナ発のアニメで初めて結末に満足できましたよ。