情報:漫画:最終回「最果てアーケード」(原作:小川洋子×作画:有永イネ)(ビーラブ2012年3号(1/14発売))

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>ここは、人生の”終わりのはじまり”──。世界で一番小さなアーケードには、ひと癖ある店主たちが所狭しと軒を連ねている。死んだ生き物が使っていたレースだけを扱う「レース屋」、動物のそれだけを扱う「義眼屋」、円形に異常な執着を持つ「ドーナツ屋」などなど。彼らを見守る大家の「わたし」は、今日もお客様をお出迎え。時には宅配係もかって出る。そのお客様、なぜだか「死」のにおいのする人ばかり。たまたまなのか、それともアーケードに秘密があるのか…。謎めくアーケードで繰り広げられる感動ドラマ!

 「博士の愛した数式」で、読書しないような人にも有名になった小川洋子氏が何故か原作を担当した漫画。芥川賞作家の原作ですよ? これだけですごい事だと思うんですけど。

 ファンタジック漫画で、主人公の少女(結構おせっかい焼き、ただし過去の記憶が無い)が様々なお客さんと絡んでいく1話完結式の漫画。作画担当は、なんとデビューして即この連載を持ったという、天才なのかよく解らない人。

 「ぴくぴく仙太郎」などと同様、「たまたま掲載誌がレディコミだっただけ」で、実質ファミリー向け漫画というかそういう感じでした。最終回でヒロインの記憶が戻って来るところがちょっと泣かせましたねぇ。最初どこに行くのかサッパリ不明でしたが、ラストは奇麗にまとまっていて良かったです。