感想:アニメ(新番組)「キングダム」第1話「無名の少年」(2012年6月4日)


 アニメ「キングダム」(全38話)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

NHKアニメワールド キングダム
http://www9.nhk.or.jp/anime/kingdom/

 衛星放送・NHK BSプレミアムでの視聴です。


■概要

 同名漫画(原作:原泰久ヤングジャンプ連載)のアニメ化作品。ジャンルは古代中国が舞台の戦乱歴史モノ。


■キャスト
信(しん) 森田成一
エイ政(えいせい)/漂(ひょう) 福山潤
河了貂(かりょうてん) 釘宮理恵
羌カイ(きょうかい) 日笠陽子
王騎(おうき) 小山力也
昌文君(しょうぶんくん) 仲野裕
成キョウ(せいきょう) 宮田幸季
壁(へき) 遊佐浩二
竭氏(けつし) 辻親八

第1話 無名の少年(1時間スペシャル)


■あらすじ

 紀元前245年。中国。当時の中国は「春秋戦国時代」であり、七大国があい争う戦乱の時代だった。

 西の国・秦(しん)の戦災孤児・「信」と「漂」は、村長の下僕としてこき使われながらも、戦争で出世し大将軍になることを夢みて剣の技術を磨いていた。ある日、漂は大臣の一人「昌文君」にスカウトされ、王宮に連れて行かれる。一ヵ月後、漂は瀕死の状態で信のところに戻ってきて、都で王弟・成キョウの反乱に巻き込まれたと虫の息で告げる。成キョウは、大臣・竭氏(けつし)と手を組み、兄・エイ政に対するクーデターを起こしたのだった。漂は信に、無法地帯として悪名高い「コクヒ村」の地図を手渡し、そこにすぐに行けと命じて事切れる。信は村に乗り込み、立ちふさがる悪党たちをなぎ倒して地図に示された小屋にたどり着くが、そこにいたのは死んだはずの漂だった。


■感想

 原作未読(あの絵がどーも抵抗あって…)。アニメ紹介特番を見てようやく興味をそそられてみる気になったのですが…、おお、これは面白いじゃないですか。

 CGで描かれたキャラにアレルギーが出るかと思いましたが、意外とすんなり受け入れられました。もともと原作絵も奇麗系ではないので、やや人形劇風なキャラデザも殆ど違和感なし。時々「あっ、これCGだっけ?」と素に帰る瞬間も有りましたが、概ね作画には問題は無し。

 お話もさすがアニメになるだけ有って吸引力抜群。「えー、戦災孤児の成りあがり話? 暗くて重そ〜う」とか敬遠していたのですが、単なる食わず嫌いでした。勢いでガンガン見せてくれましたよ。まあいきなし漂が死んでしまったのはビックリしましたが、そこで大体事情が飲み込めました。今後は本物の王様とコンビで王弟たちと一大バトル、さらに他の国も攻めてきたから戦うぜ! 的ストーリーだと思われますが、良いですね、気に入りました。もちろん今後も視聴します。