感想:アニメ「夏色キセキ」第12話(最終回)「終らないナツヤスミ」


 アニメ「夏色キセキ」(全12話)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

夏色キセキ
http://www.natsuiro-kiseki.jp/

 BSデジタル放送BS-TBSでの視聴です。

第12話(最終回) 終らないナツヤスミ


■あらすじ

 夏海たちは26日の朝に戻っていると知り、状況が理解できないまままた東京に向かいオーディションを受ける。そして翌朝もまた26日に戻っていた。凛は東京で立ち寄った神社も「御石神社」であり、境内にある石が全て御石様だと気がつく。御石様は四人の「夏休みが終らなければいい」という願いをかなえ、延々と26日を繰り返していたのだった。

 4人は最初はこの状況を楽しみ、繰り返す26日で海に山にと遊びまわるが、さすがにこのままではまずいと考え始め、「オーディションを完璧にこなせば、願いがかなった事になりループから抜けるのでは?」と思いつき、また東京に向かう。しかしオーディションを失敗無くクリアしても、26日の繰り返しは止まらない。凛は御石様の力を全て手放す決意をすればこの現象は終ると見抜き、4人は26日の早朝下田の御石様にそう願うと、最後の26日を楽しむため東京のオーディションに向かう。オーディション後、東京の宿では無事に27日がスタートした。

 30日。ついに紗季の引っ越しの日がやって来た。四人は神社に集まり、御石様の前でいつまでも友達でいられるようにと願う。<完>


■感想

 はい、最終回です。視聴前は「女の子が四人で声優がスフィア勢ぞろい。という事はどうせ『けいおん!』もどきでしょ?」とか侮っていて、いざ始まったらいきなり奇跡を持ち出すので、「一体何処に行く気なんだ……」と唖然としましたが、終わってみれば結構良い出来のアニメでしたね。

 スフィア総動員にも関わらず、「けいおん!」のマネッこみたいなガールズトークゆるゆるアニメには走らず、どっちかというと「SF(少し・不思議)」系寄りのストーリーで行ったのが趣味に合いました。二人の夏美とか入れ替わりとかタイムスリップとか無限ループとか「スタートレックか、ドラえもんか」みたいなお話が面白かったし。あとOP曲も良かったし、キャラデザもなかなか好みだったし。

 という事で、意外にもかなり満足度の高いアニメでありました。思わぬ伏兵でありましたよ。


★おまけ

 スフィア総動員は良いけど、またあやひーがブレイクするには至らなかった…