感想:アニメ「カンピオーネ! 〜まつろわぬ神々と神殺しの魔王〜」第2話「王様のいる風景」


 アニメ「カンピオーネ! 〜まつろわぬ神々と神殺しの魔王〜」の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

■TVアニメ「カンピオーネ! 〜まつろわぬ神々と神殺しの魔王〜」
http://www.campi-anime.com/

 CS放送・AT-Xでの視聴です。

第2話 『#2 王様のいる風景』


■あらすじ

 護堂は神ウルスラグナを殺し、その結果「神殺し/カンピオーネ/魔王」となった(※護堂の台詞によると、その直後、イタリアで別のカンピオーネと対決したらしい)。

 護堂は日本に帰ってくるが、あとを追ってエリカが日本に現れ、同じクラスに転入してきた。しかもイタリアでの敵対的な態度とは違い、やたらと好意的に迫ってくるため、護堂は困惑する。放課後、護堂がクラスメートの「万里谷祐理」(声:花澤香菜)と下校していると、「正史編纂委員会」の一員と名乗る男「甘粕冬馬」が声をかけてくる。甘粕は日本の魔法関係の政府機関員で、祐理は協力者の「媛巫女」だという。甘粕はエリカの好意的な態度は、彼女の属する「赤銅黒十字」に護堂を引きずり込むための色仕掛けだと警告する。護堂はエリカに本心を話すように迫るが、彼女に頼まれイタリアに行くことに。イタリアでエリカはいきなり護堂を攻撃してくるが、護堂はウルスラグナの力を使って戦いに勝つ。エリカにはなにやら謎めいた目的が有るらしい。戦いの後護堂は妙なメダルを手に入れる。


■感想

 た、たるっ。何故集英社ライトノベル発のアニメはこうハズレが多いのだろう…

 「世界観が複雑で説明に時間がかかる」という作品は今までにも色々有りましたが、説明とか話の転がし方が下手くそに過ぎる。護堂がウルスラグナを殺した剣はアレはなんだったのか解らないまま済ますし、カンピオーネなる物の立場の説明も全く無し。さらに、イタリアで別のカンピオーネと接触した云々を護堂の独り言で済ますし、バトルシーンでは「神から奪った10個(12個だっけ?)の力」をいきなり活用し始めるし、もう視聴者おいてきぼり。

 複雑な話でも、「境界線上のホライゾン」みたいに「話はよく解らないのにシナリオ運びのうまさでつい引き込まれる」という逸品と比べると月とスッポンの差であります。複雑な設定を視聴者に提示するので手一杯で、面白いシナリオにするなんてことは手が回らない、という有様に見えます。なんてこったい。日笠陽子声のヒロインに適当に色っぽいことさせておけば視聴者がついてくるだろうとか思っているなら甘すぎる。

 うーん、今のところさっぱりダメですな。というか今後浮上するような気がしない…