海外ドラマ「SHERLOCK(シャーロック)2」(全3話)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)
■SHERLOCK(シャーロック)|NHK BSプレミアム 海外ドラマ
http://www9.nhk.or.jp/kaigai/sherlock2/index.html
NHK BSプレミアムでの視聴です(放映:毎週日曜 22:00〜23:30)。
■概要
イギリスBBCで2010年にスタートした番組の第2シーズン(2011年放送・全3回)。シャーロック・ホームズの物語を21世紀を舞台に作り変えたドラマ。自称「コンサルタント探偵」のホームズが、スマートフォンを片手に事件を解決していく。
■キャスト
シャーロック・ホームズ ベネディクト・カンバーバッチ(声:三上哲)
ジョン・ワトソン マーティン・フリーマン(声:森川智之)
レストレード警部 ルパート・グレイヴス(声:原康義)
ハドソン夫人 ウーナ・スタッブズ(声:谷育子)
ジム・モリアーティ アンドリュー・スコット(声:村治学)
アイリーン・アドラー ララ・パルバー(声:永島由子)
第1話 ベルグレービアの醜聞 A Scandal in Belgravia
■あらすじ
第1シーズン最終話の直後からスタート。ホームズとワトソンはモリアーティ一味に殺されかけていたが、その時モリアーティに電話が入り、それを聞いたモリアーティはホームズたちを殺すのを中止し、そのまま立ち去る。
やがてホームズは兄マイクロフトから事件の依頼を受ける。英王室の高貴な人物が「アイリーン・アドラー」なる売春婦との不適切な写真を撮られてしまったので取り返して欲しいという。ホームズは早速アイリーンの元に乗り込み、彼女が全ての情報を携帯電話に格納している事を突き止めるが、謎の殺し屋集団の乱入により逃げられてしまった。月日が流れ、ホームズの家に突然アイリーンの携帯が届き、また彼女の死体が発見される。ホームズは携帯からデータを取り出そうとするが、ロックが外せず手が出せない。
半年後、突然アイリーンが生きていることが解る。彼女は命を狙われており、それは彼女が偶然手に入れて携帯に隠している暗号に関係が有るらしい。ホームズはあっさり暗号を解くが、そのせいで政府が長年進めてきた対テロ計画を破綻させてしまう。アイリーンは実はモリアーティと繋がっており、ホームズを利用して暗号を解かせたのだった。アイリーンはホームズが政府の機密を漏洩させた事もネタにして政府に脅しをかけるが、ホームズはギリギリのところでアイリーンの携帯のロックのパスワードを外す。それはホームズを意味する「SHER」だった。武器の無くなったアイリーンは政府に保護を求める。
後日、ワトソンはマイクロフトからアイリーンが中東でテロ組織に殺されたと知らされる。ワトソンはホームズを気遣い、彼女はアメリカで証人保護プログラムにより別人になったのでもう会えないとウソを教える。しかし、実のところはホームズが中東まで乗り込んで彼女を助け、死んだように偽装したのだった。
■感想
第1シーズンは昨年視聴済み。第1シーズン最終話のラストシーンが「ホームズ&ワトソン絶体絶命! 続く」みたいなオチで「おいおい」だっただけに、新作の放送は嬉しいところです。それにしてもなんだ、あのあっさりした危機からの脱出は…
今回は「ボヘミアの醜聞」がベースのお話。相変らず「ホームズ」というよりなんか007的な展開のサスペンスみたいな感じで、もう一つ「これが21世紀のホームズだ!」という感覚は薄いのですが、面白いから良いかぁ。
ワトソンにノートPCを持たせて、そこから見た映像だけで事件を解決する横着ぶりとかは相変らず楽しいです。この先も期待が持てますな。