感想:アニメ(OVA)「わんおふ -one off-」(2012年) 第1話「風のカフェテラス」+第2話「はるのオーバーチュア」


 アニメ(OVA)「わんおふ -one off-」の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

■アニメ『わんおふ -oneoff-』公式サイト|佐藤順一×黒星紅白が贈る少女たちが輝く爽やかな初夏の物語
http://anime-oneoff.info/index.html

 CS放送・AT-Xでの視聴です。


■概要

 原作無しのオリジナルOVA。監督:佐藤順一。キャラクター原案:黒星紅白。全30分。1話あたり15分の2話構成。ジャンルは女の子+バイク物。年末発売作品(1巻:11月28日/2巻:12月21日)をAT-Xで先行放送したものです。


■キャスト
汐崎春乃: 後藤沙緒里
鏑木小夜: 早見沙織
別所杏里: 矢作紗友里
前園利絵: 喜多村英梨
シンシア: 小林ゆう


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第1話 風のカフェテラス


■あらすじ

 舞台は山の中にある小さな町。春乃の両親が経営するペンションに、バイトとして金髪爆乳外人のシンシアがやってきた。シンシアはバイクで世界中を旅して来たと言う。春乃は明るく活動的で世界を見てきたシンシアと比較して、何か引け目のようなものを感じてしまう。


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第2話 はるのオーバーチュア

■あらすじ

 春乃の友人小夜・杏里・利絵は、シンシアに影響され、それぞれ自分の夢を語り始めるが、春乃には無駄に浮かれている様にしか見えない。挙句にシンシアに「自分たちとは違う人間」と言ってしまう。夕方、シンシアは突然春乃に海へツーリングしようと言い出す。春乃はシンシアに連れられ慣れない夜の道を必死で走り、明け方にようやく海にたどり着いた。春乃は幼い頃はなんにでもチャレンジしていたのに、何時の間にか何かをする前に諦めるようになってしまっていたことを自覚する。シンシアは春乃に自分は何でもできるのではなく、多くの人に支えられてきたのだと語る。


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■感想

 「たまゆら」の佐藤順一監督の新作。「たまゆらOVA版同様15分で1話の2本組みという構成。あのHONDAが特別協賛しているバイクアニメです。

 高校生なのに既に人生諦めモードのヒロインが、活発金髪巨乳お姉さんの影響で少しずつ前向きになっていく、というお話で、そこそこの出来です。しかし、やはり30分では語れることに限界があり、「パイロット版(試作品)」という感は否めません。今後OVAなりTVシリーズなりで展開して初めて評価できるようになると思います。つーか、終わってみると小林ゆう画伯の喋り以外殆んど記憶に残んないな…