感想:NHK番組「Rules 美しい数学」第2回「形」(2012年8月21日深夜)


 NHK番組「Rules 美しい数学」(全3回)の感想です。

■Rules | NHK 夏の特集番組・注目番組 夏ナビ
http://cgi2.nhk.or.jp/navi/detail/index.cgi?id=12n7320120821

 NHK Eテレでの視聴です(放映:8/20(月)〜8/22(水) 深夜00:00〜00:10)


■概要

>世界の中の不思議なパターンを発見し、その背景にある美しい数学(Rule)を読み取る

>数学者たちはどんな世界を見ているのでしょうか? それを解き明かす糸口が、自然界に存在するさまざまなパターンとそれを説明する「Rule」です。ヒマワリの種のうずまきから見いだされる「数」、物を投げると現れる「形」、そして偶然の中に現れる「秩序」…。

>番組では、世界の中に秘められた不思議なパターンを発見しながら、そのパターンの背景にある美しい数学(Rule)を読み取っていきます。魅力的なイメージ映像とCGを駆使し、世界と数学の深遠な関係をわかりやすく、そして美しく伝える3本シリーズです。

>数学ブームに沸く知的好奇心旺盛な大人たちに贈る、知的で上質なEテレならではの新感覚の教養番組。

第2回 『#2 形』


■内容

・自然界には様々な規則的な形が有る(蜂の巣=六角形、雪の結晶=六角形、空の星の動き=円)など。
・物を放り投げた時に描かれる曲線を「放物線」という。
・放物線の式=「Y=ax2乗+bx+C」
・どんな放物線もこの式で描かれる曲線のどこかに当てはまる
・パラボラアンテナの椀の曲線は放物線(円ではない)
・放物線は中心からの距離が同じ点の集まり
・パラボラアンテナに上からボールを落としてみると、跳ね返って必ず中心の上の一点を通る
・ボールだけではなく電波も反射して同じ「中心上の一点」を通る
・この原理で弱い電波を集めて中心の一点で受信する
・花も同じ原理を使う物が有る。花の曲線が放物線で、太陽の光を反射して一点に集めて暖かい場所を作り虫を引き付ける


■感想

 漠然と「放物線」という言葉は知っていましたが、「この理由でパラボラアンテナの曲線は放物線なんだ」というのが目ではっきり確かめられて面白かったですね。