感想:NHK番組「Rules 美しい数学」第3回(最終回)「秩序」(2012年8月22日深夜)


 NHK番組「Rules 美しい数学」(全3回)の感想です。

■Rules | NHK 夏の特集番組・注目番組 夏ナビ
http://cgi2.nhk.or.jp/navi/detail/index.cgi?id=12n7320120821

 NHK Eテレでの視聴です(放映:8/20(月)〜8/22(水) 深夜00:00〜00:10)


■概要

>世界の中の不思議なパターンを発見し、その背景にある美しい数学(Rule)を読み取る

>数学者たちはどんな世界を見ているのでしょうか? それを解き明かす糸口が、自然界に存在するさまざまなパターンとそれを説明する「Rule」です。ヒマワリの種のうずまきから見いだされる「数」、物を投げると現れる「形」、そして偶然の中に現れる「秩序」…。

>番組では、世界の中に秘められた不思議なパターンを発見しながら、そのパターンの背景にある美しい数学(Rule)を読み取っていきます。魅力的なイメージ映像とCGを駆使し、世界と数学の深遠な関係をわかりやすく、そして美しく伝える3本シリーズです。

>数学ブームに沸く知的好奇心旺盛な大人たちに贈る、知的で上質なEテレならではの新感覚の教養番組。

第3回(最終回) 『#3 秩序』


■内容

・自然界には様々な秩序がある(渡り鳥の群れ、カニの移動。またコイントスにも)
コイントスを1000回行い、表が何回でたかを調べてみると、5が一番多く0と10が一番少ないという山の様なパターンが現れる。これを「正規分布」と呼ぶ。
正規分布は「17歳男子の平均身長」「東京都の年間降水量」、あるいは「ネジの誤差」等頻繁に見られる。
正規分布は様々な誤差が影響した結果を示す
正規分布を使うと未来が予測できる
・例えば昨年の打率0.336の打者が四割を打つ確率は正規分布に当てはめると1%だと解る


■感想

 正規分布を素直に理解させるため、巨大な滑り台的な物を作り、上から1000個のボールを落としていくという実験はホント上手いなぁと思いました。

 この番組も今回で最終回。こういう番組をひょっと放送してくるからNHKは侮れない。