感想:ビジネス誌「日経ビジネス2012年9月24日号」『タブレット覇権 アップル、アマゾン、グーグル、MSが激突』(2012年9月24日発売)

■2012年9月24日号目次:日経ビジネスDigital
http://business.nikkeibp.co.jp/article/NBD/20120914/236790/?ST=pc

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>時事深層
iPhone 5狂想曲
>国家経済への貢献度がまじめに議論される「怪物商品」、米アップルの「iPhone 5」が発表された。全世界での予約件数は、大ヒットとなった前機種iPhone 4Sをしのぐ。携帯通信事業者から周辺機器メーカーまで影響は計り知れない。日本ではソフトバンクKDDIによる恩讐の第2ラウンドが始まった。


 iPhone5発売に関するソフトバンクKDDIの対応の記事。ちなみに両社ともアップルから「記者会見は〇日〇時以降にすること」「会見では指定した内容以外は喋らない事」とか一々コントロールされているそうで、すっかりアップルの下僕状態です。『iPhoneを売ってないドコモは負け犬状態。iPhoneを売れば儲けられる代わりに、アップルに何もかも仕切られてしまう。iPhoneは付き合い方の難しい怪物だ』云々。まあ、アップルの靴を舐める状態でも、落ちる一方のドコモよりはましか…



>特集 タブレット覇権
>欧米で盛り上がるタブレット市場。米国のアップル、アマゾン・ドット・コム、グーグル、マイクロソフト(MS)。世界を代表するIT(情報技術)の4強が、ここで激突する。



 タブレット四強とも言うべきアップル、アマゾン、グーグル、マイクロソフトの製品と戦略をざっと紹介。あと、そのついで日本の電子書籍端末(ソニーとか楽天とかの機械)も紹介。

 日本のメーカー(NECレノボ)はタブレット戦線に出遅れていても余裕で、「今はパソコンとスマホタブレットとどれがウケるか解らないし、時間をかけて一番良い操作方法とかを見極めていく」云々。その前に市場に入り込む余地がなくなっているのではと思いますが…、というかもう現時点で遥かに置いていかれてますね。

 また、日本で電子書籍の数が遅々として増えないのは、出版社が「わざと小出しにしている」からだそうです。何故かと言うと、一気にどっと出すと数に埋もれて話題にならないから。また、紙の本がまだまだ売れているので電子書籍に力を入れるのはムダだから。今後5年くらいかけてチビチビやってくそうで… あらまぁ、これはダメだな。



>技術&トレンド
固定観念打ち破る875g 薄型軽量パソコン(NECパーソナルコンピュータ
NECパーソナルコンピュータが通常1.3kg程度の薄型ノートパソコンで、900g弱を実現。



 最近話題の超軽いノートPC「LaVie Z」ネタ。NECがPCの話題で持ち上げられるなんて何時以来かしらん?

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 今週はPCとかその辺りのネタが多くていつもより面白い号でした。