オタク系情報番組「コンテンツビジネス最前線 ジャパコンTV」の感想です。
■コンテンツビジネス最前線 ジャパコンＴＶ|BSフジ
http://www.bsfuji.tv/japacontv/＞「アニメ」「ゲーム」「漫画」「ファッション」をはじめ、今後、日本経済を支えるジャンルとして期待される”ジャパン コンテンツ産業”。経済産業省もクールジャパン戦略として、この素晴らしい日本のコンテンツを経済成長政策の一つとして取り組んでいる。日本のコンテンツビジネスの最前線を国内、海外問わず徹底取材し、深く・鋭く切り込むビジネスエンタテインメント。<キャスト>
台場ミサキ(レポーター役):豊崎愛生
藤小梅(キャスター役):高垣彩陽
乙産軽一郎(解説者役):鷲崎健
ぐにゅ(マスコット役):やまだん
BSフジでの視聴です（放送：毎月１回 金曜深夜 00:00〜00:55)。
■内容
〇特集１ 『動画配信は日本のアニメビジネスを変える』
＞世界のアニメファンが日本アニメを視聴する手段、それはテレビ、ＤＶＤではなく「動画配信」が圧倒的な視聴方法。日本のテレビ局でも中国の大手動画配信サイトと組み、人気アニメ作品『NARUTO-ナルト-疾風伝』や『銀魂』などを同日配信するサービスをスタートさせるなど、日本アニメ界に新たな動きが出てきている。この現状を検証するため、世界の動画配信の動向や新たな動きが出てきている日本国内の動画配信事情を徹底取材！海外の動画配信企業は、日本のアニメ作品をどうビジネスとして捉えているのか、またアニメ制作サイドは動画配信をどうビジネスチャンスと捉え、利用しようと考えているのか。
日本アニメは動画配信により世界中で益々人気を加速し、更なる愛されるコンテンツになるのか。
激化する動画配信の最新事情を追う！
・動画配信は、ニコ動の様なアマの作成したコンテンツ、バンダイチャンネルの様な商業配信、ユーストリームとか、スマホの動画配信とか、色々ある
・近年アニメの製作本数は減っているが動画配信の売上げは増えている
・テレビ東京は配信に力を入れている。以前違法アップロードに苦しめられたので、自分で配信することにした
・テレ東と組んでいる会社に huluがある。アニメ番組を増やしている。
・ヨーロッパアニオタは配信で見るのが普通。
・配信会社クランチロール訪問。前身は違法配信サイトだったが、2009年からまともなビジネスを開始。同日配信（日本の放送の一時間後）がウリ。
・以前は海外のアニメ放送は日本の二年遅れだった。同日配信を始めた事で、アニメ原作ゲームを即座に現地に投入できるようになった。
・クランチロールの収入は有料会員、広告、物販。
・中国では「Tuduo」と独占契約。複数の会社と契約すると「違法サイトを見ているのと変らない」ので「独占」で「公式配信」を意識してもらう狙い。
〇特集２ 『二次元を突き破れ！ アニメ舞台化への挑戦』
＞近年、アニメ業界で大きな潮流になっているのがいわゆる集客型の「ライブビジネス」。声優イベント、アニメ作品のテーマカフェなど、コンテンツを展開する上での新たなビジネス手法と目されている。中でもここ２〜３年、目立った動きを見せているのがアニメ原作の舞台化。２００３年に初演されたミュージカル版『テニスの王子様』が引き金となり、今年に入っても『TIGER＆BUNNY』『らき☆すた』『マクロス』など話題作の上演が続々と決定している。アニメ業界のファン層の拡大。そして海外戦略の布石ともいわれる舞台化ビジネスは、世界に向けた新たな日本のコンテンツと成り得るのか？キーマンへのインタビューを中心に、ライブビジネスの裏側を徹底検証する！
・最近の舞台化されたのは、らき☆すたとかコードギアスとかタイガー＆バニーとかマクロスとか青のエクソシストとか。
・田中公平にサクラ大戦の舞台について聞く。11月には「サクラ大戦 奏組」も舞台化
・最近の舞台は女性向け多し
・テニスの王子様は来年１０周年。製作スタッフにインタビュー。漫画も舞台も「受け手が想像力を働かせて楽しむメディア」という意味では同じ。
・らき☆すた舞台版について角川にインタビュー。男性向けはハードルが高い。原作のテコ入れと言うかこれでまた新たな展開を狙う。
〇おまけ
「ショップジャパコン」。いわゆる通販番組のパロ。マスコットキャラ・ぐにゅ型の卓球のラケット「ピンポン☆マスター」の紹介。お値段は９２９２円（＝ぐにゅ・ぐにゅ円、と言いたいらしい）。登場キャラが「いやぁ素晴らしい」とか褒めちぎっていて笑わかします。
■感想
毎回お馴染みですが、「オタ業界の色々を、ビジネス面から斬る」という視点が凄くイイ。おっさんなので、こういう視点の内容が落ち着くのだと最近気が付きました。また中身もみっちりでお得です。
次回は10月19日放送とのこと。
