発売日：2012年9月15日（毎月17日発売）
既にニュースにもなっていますが、以前の編集者たちが担当漫画家を引き連れて他社（ワニマガジン）に移籍したそうで、もう２ヶ月前とは別の雑誌に…
---------------------------------------
表紙イラスト[西E田]
GAME COMIC
巨乳ファンタジー2[Q-gaku]
波間の国のファウスト[ひなた睦月]
ラブサキュパニック[桐山]（カラーコミック）（初登場）
カラー８ページ。ヒロインさんは実はサキュバスで、すぐにえっちな気持ちになってしまいます。
ホットミルクで描いていた人がコミメガ初登場。この人を連れて行かれなくて良かったですね。
後輩でヒマツブシ[夏庵]
ヤンキー系の主人公は実質名ばかりの文化部の部長で、一人のときは部室に女の子を連れこんでよろしくやっていました。ところが今年は地味っぽい女子の新入生が入部してきて、そういうことが出来ません。そこで「セクハラをして追い出してやろう」とエッチなことを始めるのですが…
今回はお得意の「寝取られ」は封印なのか普通の学園物。絵のレベルは高いし話もまあまあだし、エロ度があまり高くない事を差引けば印象は悪くありません。
キラリな名探偵[空巣]
名探偵を自称するダメっぽい女子高生とその友人は、電車内で多発するチカン事件を捜査しようとしますが…
当然のように自分たちがチカンの犠牲になり、一車両の乗客が全員チカンという状況で輪姦されまくるというエロ展開。これは良いですね。
放課後Obediently[INU]
主人公のメガネ図書委員君は後輩の女の子がエッチな雑誌を見つつ一人でゴニョゴニョしているシーンを見てしまいます。恥ずかしがった後輩さんは「黙っていてくれたら何でしますから」的なお願いをして来て…
７月号でデビューした人の作品。相変らず絵は上手く、エッチは付けたしっぽい感じです。まあそれなりに評価はしますがさっさと一般誌で描いた方が良いね、という気も…
いいなりになってよ[たんたん]
主人公君は担任の女教師に目をつけられているのか一人叱られてばかりでムカムカ。ところがある日、匿名の誰かからその教師の裸の写真が届きます。それをネタに教師を脅迫する事にして…
なんかリアルドリーム文庫とかに有りそうな展開。相変らず絵はもっさり気味というか正直良いとは思えないのですが、最近エロ描写に開眼したのかエロ度は高いのでかなり気に入りました。
プレゼント[佐倉赤身]（初登場）
主人公君が親しくなった女友達の家を訪ねてみたら、彼女は父親と関係してました。
背徳系。繊細っぽい絵は悪くは無いですが、そんなにエロくもありません。
生徒会の封印[ねんど。]（初登場）
生徒会長君は従姉妹の一年生の子に振り回されっぱなしです。
コロコロした絵と話がギャグ漫画的に楽しいというか。エロ漫画としてはさっぱりですが。
ゲノム[古賀亮一]
パクマンはアノマロカリスじいさんから「敬老の日一日息子になってくれ」と頼まれました。
---------------------------------------
表紙絵の西E田氏＆巻末固定漫画「ゲノム」の古賀亮一氏は健在なものの、その間に入るべき漫画家はゴッソリ引き抜かれてしまい、もう数ヶ月前とは別の雑誌に成り果てました。ただし、意外ですが「さっぱりダメになった」という印象は有りません。今までもハズレの号の時はこんなレベルでしたから（それに比べれば、コミックコンプの引き抜き前後のレベルの格差なんかもう阿鼻叫喚レベルでしたよ…）
ですが、今後は「あっ、来月はまたＸＸ氏が描くのか。じゃあ期待だな」みたいな希望は無い訳で…、そういう意味では微妙な位置付けの雑誌になりました。つい先日まではこの手の漫画誌の中で一番評価していたというのに。
私のオタ趣味の対象は絶頂の後には必ず失望が待っている、タイガーマスクブームの後の新日とか、「one」を出したあとの「タクテクス」とか、「Piaキャロ」ブームのあとのF&Cとか…、ったく。
ところで、ギャグ系の旗手の「縁山（へりやま）」氏もワニマガに移ったのですかね？ 氏の行方が気になります。まあ「ギャグ主体でエロは添え物」という作風なので、ワニマガはピッタリの様な気がしますが…
