感想:特撮「仮面ライダーウィザード」第17話「もう一人の魔法使い」(2013年1月6日放送)


 特撮「仮面ライダーウィザード」の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

仮面ライダーウィザード公式サイト(テレビ朝日版)
http://www.tv-asahi.co.jp/wizard/

仮面ライダーウィザード公式サイト(東映版)
http://www.toei.co.jp/tv/wizard/

 地上波・テレビ朝日系での視聴です(放送:毎週日曜 8:00〜8:30)。

第17話 もう一人の魔法使い


■あらすじ

 ワイズマンは町で見つけたある青年に興味を抱き、ファントム「マンティコア」に襲わせる。そこに晴人が駆けつけマンティコアと戦うが、ウィザードは毒を打ち込まれ戦闘不能になってしまった。晴人には怪我の治療などの魔法は無いため、死を待つのみ。一方、マンティコアは人間に化け青年に近づき、彼が何か絶望を抱えつつも「ピンチはチャンス」と超ポジティブ思考で生きていることを知る。マンティコアはまた青年を襲うが、青年は「仮面ライダービースト」に変身すると、圧倒的な力でグールもマンティコアも倒し、その魔力を吸収してしまった。青年「仁藤攻介」は魔力が食物代わりらしい。ビースト/攻介は、晴人の毒を消し、さらに晴人が「食事」をめぐってのライバル魔法使いと勝手に納得すると、そのまま消えてしまう。事情がわからない晴人たちは呆然とするのみだった。

今回のゲスト怪人=マンティコア


■感想

 えっ、今回は凄く面白いんですけど?! 今まで「ゲート登場→ファントムが欝なことをする→解決」ばかりで、「日曜の朝から絶望がどうとか鬱陶しい暗いドラマを見せられても…」という感じで全く面白くなかったのですが、今週から超明るいキャラの登場と「食事争い」という新たな視点の提示で、今までの夕暮れ的な薄暗いストーリーから脱出できそうです。良かった。


 ビースト役の俳優ですが…、この時間帯は「こんな人が実在するの?」みたいな美形をこれでもかと見つけてきますね。私は男ですがそれでもふぇーと見とれます。それでいて芝居も完璧にこなすのだからたまらない。いやー、要潤氏の大根演技の時代から遠くに来たものだ。


 怪人役は赤星昇一郎氏。怪物ランドがお懐かしい。


 怪人のデザインも今回はマル。しかしマンティコア(ライオンの体にさそりの尻尾の怪物)というよりただのハチですが。


 ビーストは雑誌の写真だけで見ると、仮面ライダーオーズの「ラトラーターコンボ」の印象でしたが、実際に動いてみると獣系の戦隊シリーズの一員という感じのほうが強かったかな。その他のフォームが「カメレオン」とか「ドルフィン」とかいうのには笑ってしまいましたが、おもちゃ展開的には凄くいい。今すぐ例の肩マントと剣を身に着けてビーストごっこしたくなりましたぜぇ。


 今までイマイチ面白いとは言いがたかったウィザードですが、今年からついに(私の中で)ブレイクするか?