感想:少年漫画誌「月刊少年エース2013年3月号」(2013年1月26日発売)


 発売日:2013年1月26日(毎月26日発売)
(※以下、雑誌の内容に触れていますのでご注意ください)

少年エース
http://www.kadokawa.co.jp/ace/

---------------------------------------
そらのおとしもの 水無月すう

 智樹とか守形先輩たちが、さあシナプスに乗り込むかと計画していたら、無造作におかれていたタイムマシンのせいで智樹とそはらは8年前へ…、そこで二人が覚えていない何か衝撃の出来事があったようです。あと義経先輩がうっかりシナプスに行ってしまいました。

 まーたひと捻りもって来ましたよ。そはらにも衝撃の暗い過去があるとかだろうか。



棺姫のチャイカ 原作:榊一郎 漫画:茶菓山しん太 キャラクター原案:なまにくATK(ニトロプラス

 今回はショート編。チャイカの棺が目立つのでどう運ぶかを話し合うのでした。

 うーん。



涼宮ハルヒの憂鬱 原作:谷川流 漫画:ツガノガク キャラクター原案:いとうのいぢ

 SOS団の新人・渡橋泰水(わたはし・やすみ)はあっさり団に溶け込んでしまいました。団に女性が四人になり、キョンと小泉は居場所がありません。で、放課後いきなり泰水がキョンの家を訪問してきて、どうみても言動がハルヒそっくりです。

 え、どこへ転がっていくのこの話。



トラウマ量子結晶 青木ハヤト

 主人公サイド(主人公はいない)は一旦ボコられたものの、再戦のため敵の巨大戦艦的なものに向かいます。で、遅れてやってきたメガネ主人公は、すっかり銀河英雄伝説的なものに洗脳されてなりきり状態です。

 あれ、冗談が少ない。しかし主人公のアホッぷりには救われます。なんでこの漫画ってアニメ化のアの字も聞かないのか不思議だな。



博士の夢 椎名晴美

 新人読みきり。ナンセンスギャグ。女子高生が幼女の博士(女子高生大好きの変態)に誘拐され改造されそうになるというドタバタ系アホ話。絵はつたないけど話はなかなか面白かった。



なまちゅー。 井冬良

 最終回。ヒロイン星華はイコイコで痴女まがいの放送をしていることがばれて、学校で大人気に。ヤケクソになった星華は裸で百合的なことを放送しますが、さすがにNGでアカウント削除的な処置を受けることになります。しかし「もう一度成り上がってやるぜ」みたいなことを言っておしまい。

 …、うーんうーん、2012年2月号から約一年続いたので「壮絶な打ち切り」とまでは言いませんが、あまりまともに完結したような気がしないのも確か。なんか今風のネタを主題にした割にはもうひとつ活かしきれなかったような。不完全燃焼気分の連載でした。



メイ子に首ったけ 高木秀栄

 主人公は妹に欲情するとまずいので、マッドサイエンティスト的な父親から、エッチな気分になった途端電気が流れる的な首輪をはめられます。その途端、トイレが故障して妹がおもらししゃうようお兄ちゃん的な事を言い出して…

 微エロでおもらし。そこそこ面白いけどそこそこでしかない。何故少年エースは他誌と違い、次世代を担う新人の大作読みきりみたいなのが載らないのだろう。



ふたりは牛頭馬頭 瀬野反人

 今日は犯罪者四人組で河川敷のごみ拾いです。

 ブラックさに読者が引いているのではないか。でも掲載位置はガイバーよりは常に前なので打ち切りはなさそう。
---------------------------------------