アニメ「ビビッドレッド・オペレーション」(全12話)の感想です。
（※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください）
■「ビビッドレッド・オペレーション」 公式サイト
http://www.vividred.net/
第１２話（最終回） 『最終話 ビビッドレッド・オペレーション』
■あらすじ
カラスはれいを飲み込むと矢の力で巨大アローンと化し、自分は超越存在「彼ら」すら超えた存在「時空の覇者」になったと勝ち誇る。そして、示現エンジンを使って地球を滅ぼすと宣言し、ブルーアイランドに向かった。健次郎は、巨大アローンはマイナスエネルギーの存在云々で、地球のいかなる武器も効果は無いと絶望するが、あかねたちは希望を失わず、れいを助けるためアローンを追った。そして次々とドッキングしては必殺技をアローンに叩き込んでダメージを与え、あかねはついにアローン内のれいの元にたどり着く。そしてあかねとれいはドッキングして究極変身し、必殺技でアローンを倒した。
戦いの後、「彼ら」が現われ、れいの世界を元に戻したと伝えてきた。れいは喜びのうちに自分の世界へと帰っていった。
しばらく後の寒い時期。あかねが新聞配達をしているとで、れいが飼っていたたインコが飛んできて、そのあとあかねが何かを見て嬉しそうな表情をして終わり。
■感想
健次郎が巨大アローンにはパレットスーツは通用しないとか言っていたのに、そのあと戦ってみたら必殺技がガンガン効いているんですけど？ 最後のあかねとれいの合体も「うん、最後にそれをやるの、わかってた」と言いたくなりました。なんと言うか、予想を超えるものが何一つ無いラストだったなぁ。
■総括
放映前は「電撃G'sマガジン」とかでものすごく煽っていたし、あの「ストライクウィッチーズ」の監督の新作なので期待は大だったわけですが…
…、まさかストライクウィッチーズ（ストパン）の完全焼き直し作品だとは思わなかった…、『幼女がお尻を強調して、超兵器で空を飛びまわり、敵は正体不明の巨大な存在で、少女たちしか戦えない』ってストパンと何が違いますか？ 喋る小動物がブレインだとか、巨大ハンマーが武器とか、二人で合体とか、それもこの作品のオリジナルじゃありませんよねぇ。アローンの襲来シーンも、わざとかどうか知りませんが使徒の出現シーンそのままだったし、もうとにかく、何から何まで過去にあったものの寄せ集めという感じでした。
そりゃまあ可愛い女の子が尻とかを強調したちょいエロでバトルすれば、最初からある程度の需要は見込めるでしょうが…、この監督ってこーいうのしか作れないのだったらもう行き詰っているし、ストパンそのままの話しか作らせてもらえないのだったら多分上に信用されていないんですね。
2013年1月アニメの大本命のはずだったのに、まさかこれもんで終わってしまうとは…、カラスじゃありませんが「がっかりですよ」という言葉を投げかけるほかはありませんでした。
★おまけ
ひまわり役の内田彩さんのプロフィールをぼんやりと読んでいて、「あ、『キディ・ガーランドのアスクール』で『ラブライブ！のことり』だったのか」と今更気がつきました。そーか、ことりの舌足らず的なしゃべりってどこかで聞き覚えがあると思ったのですが、アスクールかぁ。
