【コミック】最終回「バード 雀界天使vs天才魔術師編」(原作:青山広美/作画:山根和俊)(近代麻雀2013年5月15日号)(2013年4月15日発売)

バード 雀界天使VS天才魔術師(3) (近代麻雀コミックス)

(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

竹書房→雑誌→近代麻雀
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●雀界天使編ついに最終回!!
天和[R]のトリック&衝撃の展開を見逃すな!!
【バード 雀界天使VS天才魔術師】 原作:青山広美 作画:山根和俊

 

あらすじ

 後日談。不破は近代連合の幹部を殺したことをタレこまれ、逮捕されて有罪となった。摩耶と瑠璃はAR教団の財産を持って姿をくらました。バードは最後に仲間に「真・自動卓天和・R(リバース)」の種明かしをした。

 バードは刑務所に不破に面会に行き、「お前は片腕でよくやったよ」的なことを言い、不破はその言葉に感激する。ところがあとで係員が「あんな言葉で喜んでいるなんてやはり小物ですね」云々とあざける。不破がその相手を良く見ると、なんと植物人間状態のはずの「蛇」だった。第二部完。


真・自動卓天和・R(リバース)の種明かし

・あらかじめ必要な13枚は抜いておいて手元に隠しておく
・14枚目は特殊な樹脂(ガム的なもの)で二個ひとまとめにしてから卓の中に落とす
・卓を下から金属棒で操作し、手元のエレベーターは空の状態で上がるようにする
・エレベーターが空で上がってきた瞬間、「積んだ牌のように見えるプラスチックの箱」をエレベーターにかぶせ、空であることを隠す。そして次の瞬間隠していた13枚を出して、エレベーターから上がってきたように見せる。
・14枚目は2個がくっついた状態のため、卓内で正常に処理されない。やがてバードがあらかじめ決めておいた時間がたつと粘着力が落ち、二個は離れる。そしてバードがやはり手元に来る牌山に空きを作っておくので、14枚目がそこに来る。
・イカサマ天和が完成!!

感想

 はい、自動卓天和・R(リバース)がついに解明されました。…、これ、蛇バージョン(電磁石とかレーザー光線とかを駆使する)やバード版の初代自動卓天和「真・自動卓天和」(見えない糸を使う)より余程素直なんですけど。リアリティの無さは一緒ですが、糸を使ってあーしてこーしてこれしてあれして、とか「それ無理!」というトリックよりはまだ素直に飲み込めましたなぁ。

 そして、まさかの蛇復活と第三部をにおわせる終わり方…、うっひょー、バードの活躍はまだ終わらないのか。楽しみですね。
 
 
バード 雀界天使VS天才魔術師 (1) (近代麻雀コミックス)
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